ワーホリ中にアルバイトを始めようと思ったとき、『英語を話す機会が多い方がいい』、『日本人が多いアルバイト先でいいのだろうか』などが頭によぎる方が多いと思います。
私自身がそう考えた一人でしたし、日本人の友人達も最初はそんな意見を持っていました。やはり皆さんワーホリ中は英語環境に身を置きたいと考えます。
多忙になってしまったら、『気づけば日本で働いていることと変わらなくなるのではないか』と考えてしまいそうですが、実際にジャパレス(日本食レストラン)でアルバイトをしてみて、ジャパレスで働いていても、自分次第で環境は変えられるということがわかったので、当記事で解説したいと思います。
目次
ジャパレスを選んだ3つの理由
結果的に、私は以下の理由から『日本人のみが働く日本食店』をアルバイト先に選びました。
- 求人が多く、語学力が問われないため雇用されやすい
- 選択肢が増えるため、勤務時間・エリア等、希望を優先して探すことができる
- 日本食のまかないを食べられる
アルバイト先は日本語で探せる募集広告サイトの”MixB”で決めましたが、現地の人が多く利用している”Gumtree”にも目を通しました。
そのほか、友人からの紹介や、店頭募集でアルバイトを見つけるという方もいます。
現地企業で働きたいからこそジャパレスを選択
私がワーホリに来た最大の理由は、『現地の企業で働きたい』でした。
渡英前は専門的な職に就いており、『イギリスで同じ職種の企業で経験を積みたい』と、滞在可能期間が長いイギリスワーホリを選択しました。
しかし、ワーホリを決めたものの英語力と言えるほどのレベルもなく、渡英直前に慌てて英会話学校へ通うも、中高で勉強した内容を少し思い出したなぁという程度。
正直、アルバイトでも英語がメインとなる仕事を見つけることは難しいと感じていました。
そこで、アルバイトに関しては割り切り、すぐに見つけることを優先。アルバイト以外の時間に比重を置き、専門職の就職活動を開始しました。
実際にジャパレスで働いてみて
アルバイト先はロンドンのビジネス街でもあるシティエリアを選択。お店を出るとすぐそこにセント・ポール大聖堂がある場所でした。
住んでいたゾーン3からの交通費は実費でしたが、就活でもプライベートでも移動したいエリアのため、アルバイト先はロンドン中心地のゾーン1を選び、トラベルカード(定期券)を購入しました。
お店は実際にはレストランではありませんが、日本人のご夫婦が経営するランチタイムのテイクアウト専門店でした。近くの企業へ徒歩かバスで配達も行っていたので、普段入ることがない企業の中や、初めて行くエリアに配達へ行くなど、その点は楽しんで勤務していました。
また、お店自体は人気が高く、毎日楽しそうにメニューを選ぶお客さんと会話が始まったり、配達は企業の受付などを訪ねるため、予想外に英語を使う機会は多かったです。
そしてまかないがあるので、おいしい日本の味を食べることができました。
また、以下の記事では、ジャパレスのメリットとデメリットを紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
アルバイトだけが全てではない。ワーホリを充実させるのは自分次第
- ジャパレスは生活費を稼ぐためと割り切り、アルバイト以外の時間を目的のために使う
- アルバイトばかりでなく、せっかくのワーホリを楽しむ
ジャパレスは生活費を稼ぐためと割り切り、アルバイト以外の時間を目的のために使う
ランチタイムがメインの営業だったため、勤務先の早番基本シフトは8時~14時。私は午前がメインの勤務時間を探していました。
アルバイト以外の時間では、就職活動に向けてCV(履歴書)作成に力を入れ、メールで応募するか、直接関連する施設を訪ねるワークショップに参加するなどして、直接担当者へ履歴書を渡したりと、就職活動に精を出しました。
ただし、午前中のアルバイトだけではイギリスで生活していくのは厳しいので、ある程度の資金を用意していくようにしましょう。
また、『午前中のアルバイトをするのはいつまで』と期限を決めて、ダラダラと続けてしまわないようにすることが大切です。
アルバイトばかりでなく、せっかくのワーホリを楽しむ
午前中のアルバイトであれば、午後は自由に使えます。夜は現地で仕事終わりの友人と時間が合うので、ご飯を楽しむ事もできました。
就職活動はもちろんすぐに結果は出ませんでしたが、それでも関連する場所で別途アルバイトをすることになり、結果的にそこから情報を得て1社、社員として雇用される事ができました。帰国した現在も、ワーホリで身につけた英語を使用して関連する職に就けています。
【まとめ】これからワーホリを考えている方は、ジャパレスを選択肢にいれるのもあり
就職活動では先が見えなくなり、最初の心配通りジャパレスで働いていることに疑問を持つことももちろんありました。
ですが、ジャパレスの仲間もそれぞれ目標をもって働いている人が多く、かばん職人を目指し同じように就職活動を行っていた人、バンドを組んで夜はライブ活動を行っていた人など、おかげで前向きになれることができました。
ジャパレスで働く事は決して失敗ではなく、むしろ逆手に取ってワーホリを充実させることも可能です。
これからワーホリに行く皆さんにとって、少しでもヒントになれば幸いです。
ライター:Yuko
イベント業界の裏方として10年以上勤務。イギリスワーホリを境に国外案件も担当し、現在は仕事と子育てに日々奮闘中。ワーホリを経験して、自分の行動次第で将来は変えられると実感できました。出会った多くの人に影響され、この先もまだまだ挑戦して行きたい!旅行の際は個人手配で、皆の笑顔を考えたルートを探す事が好き&コーヒー好きのワーママです。最近は海外の子育て中の働き方をよく調べます。
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