ワーホリについて調べているとよく聞くこのセリフ、「せっかくワーホリに行ったのに日本食レストランで働くなんてもったいない」、「日本食レストランで働いたら英語力が上がらないんじゃない?」
私もシドニーで仕事を探し始めた当初はこのように考え、日本食レストランは仕事候補から外していました。
しかし、偶然日本食レストランで働いていたルームメイトから「一緒に働かないか」という声が掛かり、ちょうど仕事探しも難航していたため、試しに働いてみることに。
果たして「ワーホリ中に日本食レストランで働くのはもったいない。」この言葉は真実なのでしょうか?
今回は私自身の経験から、日本食レストランで働くメリットとデメリットを紹介します。
目次
日本食レストランで働くメリット
日本食レストランで働くメリットは以下の3点です。
- 仕事へのストレスが少ない
- 日本人コミュニティが広がる
- 日本文化を学び、伝えることができる
詳しく解説していきますね!
メリット①:仕事へのストレスが少ない
せっかく1年間海外で働きながら暮らせるワーホリ。
仕事へのストレスは少ないに越したことはありません。
多国籍レストランやローカルのカフェで働いている友人(日本人以外も含みます)が度々こぼす仕事の愚痴は、多国籍の場所で働くからこその悩みでした。
例えば、「同僚が自国のグループを作って自分は孤立している」、「言葉の壁のせいで意思疎通ができず仕事に支障がでている」等、数えだすときりがありません。
一方、日本食レストランでは従業員やオーナーが日本人であるケースが多いです。
言葉の壁がないためチームワークを発揮しやすいのは働く上で大きなメリットと言えるでしょう。
メリット②:日本人コミュニティが広がる
ワーホリ中、他国籍の友人を作るのはとても大切です。
それと同じくらい、日本人コミュニティも同じくらい大事にしましょう。
ワーホリに行かなかったら出会えない日本人が沢山います。
同じ国から、それぞれ異なった目的でオーストラリアに来た日本人との出会いはワーホリの醍醐味とも言えるでしょう。
日本食レストランは日本人コミュニティを見つけるには最適の場所です。
積極的に日本人と交流し日本帰国後も繋がっていたい友人を沢山作りましょう!(ただし、いつも日本人で固まるのはNGです!他国籍の友達も沢山作ってくださいね)
メリット③:日本文化を学び、伝えることができる
日本食レストランはオーストラリアで日本の食べ物や文化を伝えられる場所でもあります。
世界に誇る日本のおもてなし文化や丁寧な接客など、オーストラリアにいながら日本を他国の人々に紹介することができます。
また、ウェイターとして働く場合には、日本食を英語で説明するなど英語を使う機会も少なからずあるでしょう。
海外で日本人であることを存分に生かした仕事ができるのは日本食レストランならではかもしれません。
日本食レストランで働くデメリット
日本食レストランで働くデメリットは以下の2点です。
- 英語を使う頻度が少ない
- 仕事への厳しさ
デメリット①:英語を使う頻度が少ない
日本食レストラン、特にキッチンで働いた場合には英語を使う機会が少なくなります。
私が働いていたシドニーの日本食レストランはキッチンで働いている従業員は全員日本人でした。
キッチンは細かい指示が必要になること、また食材の管理などが日本語で行われることが理由です。
そのためオーナーがキッチンの従業員の採用を日本語ネイティブに限定していることがあります。
一方、ウェイターは日本語が必須ではないため全体の2割ほどは他国籍の従業員が働いていました。
ウェイターの場合、他国籍従業員とのやり取りやお客様への案内、また電話応対など、英語を使う機会はキッチンで働くよりも多くなります。
デメリット②:仕事への厳しさ
世界でも有名な日本人の勤勉さ。
それはオーストラリアの日本食レストランでも同じです。
上下関係や仕事への厳しさは日本で働くほどではないにしろ、ローカルに比べると厳しく感じるかと思います。
仕事への厳しさは日本人ならばあたり前のことかもしれませんが、同じ日本食レストランで働いていた他国籍の従業員は「日本食レストランは厳しすぎる!」と悲鳴を上げていました(私は日本で働くより上下関係などは緩いと感じましたが)。
日本食レストランで働く場合には、ある程度の厳しさは覚悟した方がいいかもしれません。
まとめ
こうして日本食レストランで働くメリットとデメリットを比べてみると、メリットの方が多いという意外な結果がでました。
実際に日本食レストランで働いてみると、英語が堪能な日本人従業員も多く働いており、上記で挙げたメリットを理由に敢えてローカルではなく日本食レストランを選んでいました。
ローカルで働く良さも多々あるかと思いますので、一概に「日本食レストランで絶対に働くべき!」と断言することはできません。
ただ、少なくともワーホリ中に日本食レストランで働く経験は世間で持たれているイメージ程悪い訳ではなく、得られることも多くあるという事実は知っておくとよいでしょう。
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