アマゾンのオーディオブックサービスである「オーディブル」は、英語のリスニング学習に一番おすすめできる英語学習ツールです。
これまで、映画やYoutube、英語学習アプリなどを使って、英語のリスニング力を向上させようと試みたけれど、なかなか上達せず、途中で諦めてしまったという方は少なくないでしょう。
そこで、オーディオブックをおすすめします。オーディオブックなら、「隙間時間」や「ながら聴き」でいつでもどこでもリスニング学習が可能です。
また、この記事ではディズニー作品のオーディオブックを紹介しています。リスニング力の向上には、「自分の興味ある作品」や「あらかじめストーリーを知っている」など、楽しみながら英語を聴くことがコツ。
ここでは特に、「英語のリスニング学習をこれから始めたい」という初心者の方に、おすすめのディズニーオーディブルをご紹介します!
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目次
ディズニー作品のオーディオブックおすすめ
ここからは、みなさんおなじみのディズニー作品の英語版オーディオブックを、7作品ご紹介します。音声のスピードが速いと感じる人は、オーディブルアプリの再生速度を落として聴くといいですよ。また、キンドルで同じ作品を購入して、文字で確かめることで、より英語の理解力をアップさせることができるでしょう。
Cinderella(シンデレラ)
まずはじめにおすすめするのは『Cinderella(シンデレラ)』です。英語が聞きやすく、簡単な文法や単語が多く使用されているので、リスニング初心者でもすんなりと物語に聞き入ることができるオーディオです。
ほとんどの方がストーリーを知っている作品だからこそ、聞いている時に、「今はあの場面だな、ここはこういう表現を使うんだ」と、イメージしながら聞けるので学習効率もよいでしょう。
さらに、語りとセリフとが上手に分かれており、朗読と会話におけるトーンの違いを学習することができます。テンポ良く物語が進んでいくので、子どもに英語を触れさせたいと思ってる方は一緒に聞くこともできるのでおすすめです。
再生時間も長すぎないので、繰り返し何度も聞き耳を慣れさせることができリスニング力の向上につながるでしょう。
また、全て英語だとハードルが高いという方には、『Slangman’s Fairy Tales: Japanese to English,Level 1 – Cinderella』がおすすめです。
こちらは、日本語と英語を織り交ぜながら話が進む、英語学習用のオーディブルです。英語がほとんど分からず、英語だけの絵本などを聞いてもほとんど理解できない初心者の方にとてもおすすめです。
日本語で知っているお話を、丁寧に日本語と英語を両方聴く事ができるので、英単語を身近に感じる事ができ、どの様な場面で使えるのか考える事もできます。特に何度もリピートされる単語は頭に入りやすいので、英語の上達のステップにもつながります。
ストーリーは8分と短いので、気軽に時間のある時に聴きながら勉強ができます。読み上げるスピードもゆっくりなので、子供から大人まで楽しんで英語を学ぶ事ができるでしょう。
Rapunzel(ラプンツェル)
次におすすめするのは『Rapunzel(ラプンツェル・英語版)』。ディズニーによる派生作品「塔の上のラプンツェル」でおなじみのグリム童話です。
再生時間は21分と、通勤時間や就寝前に聞くのにぴったりな作品。抑揚もあり、丁寧ではっきりとした喋り方なので聞き心地もよく、シーンごとに変わるBGMも相まって物語の世界に入り込むことができます。
児童向け作品なので、それほど難しい表現は出てきませんが、わからない単語や意味を思い出せない単語がある場合は、オーディブルの速度調整機能を使い0.75倍にして聞くと、わからない単語をメモしながら聞くことも可能。英語初学者が最初に手に取るオーディオブックとしておすすめです。
Aladdin(アラジン)
次におすすめするのが『Aladdin』です。
難しい単語も多くなく初心者の方にもおすすめです。「make one′s fortune(身代を作る)」や「desire(強く望む)」など、聞きなれない単語や熟語が出てくることもありますが、語彙はさほど難しくありません。
20分程度のため、何度も繰り返し聞いて暗唱したり、シャドーイングにチャレンジしたりするにはちょうどいいレベルではないかと思います。
また、オーディブルのために作られたオリジナル原稿なので、全く同じタイプの洋書はありません。書籍版と照らし合わせて聴きたいと言う方は注意が必要です。ただ、個人的には再生速度を変えられるので、スクリプトがなくても問題はないでしょう。
Winnie the Pooh(くまのプーさん)
『Winnie the Pooh: The House at Pooh Corner (Dramatised) 』は、東京ディズニーランドの人気アトラクション『プーさんのハニーハント』で登場するストーリーもあり、音楽や効果音が豊富で情景が浮かびやすいので、親しみやすい内容です。
2時間4分の中に、10話の短編物語が入っています。いずれも7分〜15分程度と短過ぎず長過ぎず、程よく集中力の続く長さではないでしょうか。
声優の方が声色だけではなく、話し方も特徴的に登場キャラクターを演じているので、聞き分けが容易です。物語の理解に躓いても、声優の声を聞き分けることで理解のヒントになります。
物語のリズムはゆっくりですが、日本の初心者向け英語教材のようなゆったりさは無く、ある程度の語彙力やリエゾンの知識が必要です。初心者と中級者の狭間あたりの方向けの作品です。
Beauty and the Beast(美女と野獣)
『Beauty and the Beast(美女と野獣)』は、2017年には、実写版としてリメイクされた映画が公開されるなど、ディズニーの中でもかなり人気のある作品なだけあり、ストーリーがおもしろく聴き入ってしまいます。そのため、楽しみながら英語を勉強したい方にはおすすめです。
所々BGMが入っていることや、登場人物によって声が変わるので、音声だけでも状況のイメージがしやすくなっています。そのため、子どもでも飽きずに楽しく英語を聴き続けられるかと思います。
内容自体は20分弱で終わるものとなっており、比較的簡単な文法や単語(中学校レベル)を使用していることや、聞き取りやすいスピードで話してくれるので、英語をこれから始める、または始めたばかりという方でも理解しやすいと思います。同じ文法や表現を繰り返し使われているものも多くあるため、聞いているうちに理解できるようになっていきます。
Pinocchio(ピノキオ)
『Pinocchio(ピノキオ)』は、ディズニーの中でも昔から愛され続ける作品の一つです。
簡単な表現や短い文章が多いので、初心者に大変おすすめです。
「Leave me alone!(ほっといて!)」や「What’s the matter?(どうしたの?)」など、聞いたことある表現が多く使われているので、頭の中でストーリーをイメージしやすい作品です。単語の意味が全て分からなくても、読み手の抑揚や感情からどのような場面なのか、容易に想像ができます。
会話文が多いので、登場人物になりきってセリフをまねすることで、スピーキングの練習にもなります。物語はテンポよく進んでいき、再生時間は23分と長すぎないので、最後まで楽しめると思います。
The Little Mermaid(リトルマーメイド)
『The Little Mermaid(リトルマーメイド)』は、人間になることを夢見る人魚姫が、魔女との取引で足を手に入れるのと引き替えに声を失ってしまうというなじみのあるストーリーです。
要所要所で「admiringly(見事な)」「honor(名誉)」などの難しい単語が出てくるので、短い作品に聞き慣れてきて少し難しい作品に挑戦したい方におすすめです。
本オーディオブックは、チャプター1とチャプター2に分かれていて続けて再生することができ、全体は26分で聞くことができます。
ナレーションと登場人物の台詞が分かれているので、ストーリーがつかみやすのが特徴です。また、通常の速度で再生すると、少し早くて聞き取りづらいと感じるかもしれません。最初は0.7倍速くらいの速さから始めて、慣れてきたらどんどんスピードをあげていくとリスニング力が向上していくでしょう。
Snow White(白雪姫)
『Snow White』は、白雪姫と七人の小人が登場する物語です。世界初の長編アニメーション映画としてディズニーが制作し、公開から80年以上たつ現在でも愛され続けている作品です。
簡単な表現が多く、非常にゆっくりとしたペースで一単語ずつはっきりと発音されるので、初心者の方でも聞きやすいオーディオになっています。
白雪姫、女王、小人たちなど登場人物が多いのですが、それぞれ違う声色と話し方なので聞き分けがしやすいです。また、随所にBGMが入っているので場面の展開がわかりやすく、物語に入り込んで聞くことができます。
「huntsman(狩人)」「boar(豚)」など、日常生活では使わないおとぎ話ならではの単語がたまに出てきますが、その他は簡単な単語が多いため、前後の文脈から単語の意味を推測してストーリーを理解する練習にもなります。
16分程度のオーディオなので、移動時間や家でのリラックスタイムに聞くのにぴったりですし、繰り返し聞いて単語やイディオムを覚えるのにも最適です。レベルを上げたい場合には、オーディブルの再生速度を1.2~1.3倍にしてスピードに慣れるのもよいでしょう。
なお、BGM無しバージョンのオーディオも収録されているので、BGMが無い方が聞きやすいという方にもおすすめです。
Sleeping Beauty(眠れる森の美女)
『Sleeping Beauty(眠れる森の美女)』は、王子様のキスで目覚めるというロマンチックな展開で、1度は憧れを持った女の子も多いのではないでしょうか。
物語が後半に進むにつれドキドキが増すと共にBGMでさらに雰囲気を演出してくれます。たった12分という短い時間ですが、1本の壮大なロマンス映画を見たような感覚に陥りました。お話を楽しみながら勉強したいという方におすすめです。
単語は初級レベルになります。中には「spindle(紡錘車)」や「thorn(茨)」といった、この作品ならではの単語もでてきますので、分からない単語が出てきたら、速度を落として聞き取り、調べながら聞き進めることをおすすめします。
このように内容も含め、しっかり聞き取ることで英語に耳を慣らし、慣れてきたら速度をあげてという反復練習が上達につながるでしょう。同時に発音の練習も出来るので、声を出して復唱する事もおすすめです。
Peter Pan
『Peter Pan』は、誰もが知っているディズニーの名作のひとつです。原作は「ジェームス・マシュー・バリー。永遠の少年であるピーター・パンが、少女ウェンディらとともに子どもの国ネバーランドで繰り広げる冒険の物語です。
収録時間は28分と長すぎず短すぎない長さなので、隙間時間に繰り返し学習するのにぴったりです。日本語のピーターパンを観たことがある人なら、単語が分からなくても流れをつかめるでしょう。
「Let me ○○(○○させて)」や「side by side(並んで)」など、日常会話でよく使う文法が出てくるので、スピーキングを学びたい人にもおすすめです。また、朗読者の読み方が非常にわかりやすく、抑揚がついているので聞いていて飽きません。特に、「quietly」とされるセリフは囁くように、「shouted」とされるセリフは叫ぶように読んでくれるなど、声の調子からも単語の意味を感じ取ることができるでしょう。
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