ワーホリでオーストラリアに滞在する場合、多くの人がシェアハウスに住みます。
シェアハウスならば家具などの用意が必要なく、スーツケース1つで入居できます。また、多国籍なシェアハウスを選べば家の中でも英語の練習ができますし、世界各国から来たシェアメイトたちとお互いの料理を作りあうなど、住みながらにして異文化交流もできてメリットだらけ!
素敵なシェアハウスに出会えれば、ワーホリのハイライトとなること間違いなしです。
しかし、自分にあったシェアハウスはどうやって見つければいいのでしょうか?
日本とオーストラリアでは家を借りる方法が違うので、『現地でちゃんと見つけられるかな?』と不安に思う人も多いでしょう。
そんなあなたのために、今回はオーストラリアでの『シェアハウスの探し方』から『入居までの流れ』を気をつけたいポイントと共に説明していきます!
目次
シェアハウスの探し方の流れ
まずは、シェアハウス探しの基本的な流れから見ていきましょう。探し始めてから入居までは、主に以下の5つのステップがあります。
- ウェブサイトなどでシェアメイト募集の投稿を探す
- 投稿主に連絡をして内覧の予約をする
- 内覧する
- ボンドを払う
- 入居する・入居後の注意点
ここからは、それぞれのステップを詳しく見ていきましょう!
【シェアハウスの流れ①】ウェブサイトなどでシェアメイト募集の投稿を探す
まずは入居者を募集しているシェアハウスを探しましょう。探し方はインターネットが一般的です。
下記のウェブサイトを見て、気になるシェアハウスの目星をつけましょう。
- Gumtree:現地人も利用する総合掲示板、オーストラリア全土をカバーしており、投稿件数も多い
- Flatmate.com:シェアハウスに特化した掲示板、物件の内容が詳しく記載されている
- JAMES.TV:日本人向けの総合掲示板、オーストラリア全土をカバーしており、日本語での投稿が多いので探しやすい
- Cheers:シドニー在住の日本人に特化した掲示板
- GoGoメルボルン:メルボルン在住の日本人に特化した掲示板
- Facebookのシェアメイト募集グループ:顔が見えるので投稿主やシェアメイトの雰囲気が分かりやすい
オーストラリア人と一緒に住みたい人や、英語環境のシェアハウスに住みたい人は、GumtreeやFlatmate.comで探すのがおすすめです。
投稿は英語で書かれているので、目を通すのに時間がかかるかもしれませんが、勉強だと思って頑張りましょう!
英語にあまり自信がないという人は、JAMES.TVなどの日本人向けの掲示板を利用するのが良いでしょう。シェアハウスのオーナーが日本人だったり、シェアハウスに住んでいる日本の人がやりとりを仲介してくれたりするので、その後のやりとりもスムーズにできます。
CheersやGoGoメルボルンのように、それぞれの都市で特化した掲示板もあるので、合わせて覗いてみましょう。
日本語の掲示板ではワーホリなどの短期滞在者向けのシェアハウスが多いので、要望に合う物件が見つかりやすいです。
同じ文化圏から来ている者同士がまとまりやすいことから、シェアメイトは日本を含むアジア圏から来ていることが多い印象です。
Facebookのシェアメイト募集グループは、私が今まで使ってきた中で一番オススメの探し方です。
個人情報をオープンにしているので信頼感がありますし、プロフィールを見ればなんとなく人柄もわかります。
自分は何をしている人で、どんなシェアハウスにしたいかなど、詳しく書いている投稿も多いので、自分の雰囲気に合ったシェアハウスを見つけやすいのもグッドポイントです。
【シェアハウスの流れ②】投稿主に連絡をして内覧(インスペクション)の予約をする
気になるシェアハウスを見つけたら、今度は連絡を取ってみましょう。
連絡する際には、
- 内覧をしたい旨
- 簡単な自己紹介(国籍や趣味など)
- 入居したい日付
- 考えている滞在期間
など事前に自分の情報を提示してあげると良いです。
日本では問い合わせに対してどういった回答でも返信があるのが一般的ですが、オーストラリアでは返信がないこともよくあります。シェアハウスオーナーが返す必要がないと受け取れば、そのまま音信不通ということも…。
なので1つ1つの返信を待たずに、気になるシェアハウスは片っ端から連絡を取っていくのがオススメです。
質問があればこの段階で聞いておきましょう。内覧に行ってから尋ねることもできますが、そもそも条件があっていなければ時間の無駄になってしまうので、お互いのためにも行く前に入居条件などを確認しておくのが良いです。
- 家賃
- 光熱費やインターネットは家賃に含まれているのか(別で徴収するシェアハウスも多い)
- ボンド(デポジット)の価格
- 最低滞在期間(6か月〜など期間を設けているシェアハウスも多い)
- シェアハウスを退去するときはどれくらい前に言えばいいのか
以上のことは内覧前に明確にしておきましょう。特に家賃などの金銭面については、後にイザコザの種になりやすいので、文面で確認できるようメール上で聞いておくのが良いです。
【シェアハウスの流れ③】内覧する(インスペクション)
内覧の約束を取り付けられれば、今度は実際に物件を見に行きましょう。
はじめて物件の内覧を行う人はどこをチェックすればいいかわからないと思うので、できれば既に経験のある友達に同行してもらうと良いです。
家の好みは人それぞれですが、以下のことを聞いておくと良いでしょう。
- 家具や寝具など必要なものは揃っているか、なければ何が必要か
- 自室でもWifiは十分に届くか
- エアコンはあるか
- シャワーの圧は十分か(オーストラリアは日本ほど強くない家もある)
- キッチンや冷蔵庫など、自分の収納スペースは十分にあるか
- シェアメイトのタイムスケジュール(朝方・夜型など)
- 掃除はどのように行っているか
- トイレットペーパーなどの備品は誰が買うのか
- セキュリティーは十分か
- ハウスルールなどはあるか
- 家主は一緒に住んでいるのか
聞き忘れがないよう、内覧前にチェックリストを用意しておくといいかもしれませんね!
【シェアハウスの流れ④】ボンド(デポジット)を払う
内覧をして、そのシェアハウスに入居することを決めたら、今度はボンドを払いましょう。
ボンド(デポジットともいう)とは、日本における敷金みたいなものです。退去時に家の破損があった場合や、家賃を滞納されてしまった場合を見越して、家主が担保として預かるお金です。
オーストラリアではボンドを払った時点で、そのシェアハウスを抑えたことになります。
内覧をして家主に「住みたいかもしれない…」と伝えていても、入居を迷っている間に他の誰かが先にボンドを払ってしまったら、それはボンドを払った人に住む権利が移ります。全体的にゆるいオーストラリアですが、この辺りはとてもシビアです。
ボンドの額はシェアハウスによりますが、家賃の2週間分または4週間分というケースが多いです。(オーストラリアの家賃は基本的に週で計算されます)
ボンドを払うときに気をつけたいことは、必ずレシートを貰うこと。手書きでもいいので「ボンドとして〇〇ドル払いました」と家主のサイン付きで書類を必ず発行してもらいましょう。
ボンドは退去時に問題がなければ基本的に全額返金されるものですが、稀に「返す/返さない」のトラブルになることがあります。万が一家主に「返さない」と言われた場合のことを考えて、法的根拠を示せるよう文面で残しておく必要があります。
また、お金のことは入居してから話しづらいトピックになると思うので、ボンドを払う際に家賃をもう一度確認して、別で徴収されるものがあればどのように払うのかすべて確認しておきましょう。
ボンドや家賃の支払いは、現金ではなく銀行口座から送金するのが一般的です。
【シェアハウスの流れ⑤】入居する・入居後の注意点
ボンドを支払い終われば、あとは入居するだけ。ここから新生活が始まりますね!
シェアメイトに挨拶して、荷解きして、近所に何があるか情報収集して…と忙しい1日になると思いますが、最後に1点だけ確認しておきたいことがあります。
それは、自分の部屋に破損がないか。
例えば、入居時に壁に傷があった場合、「この傷は自分がつけたものではないですよ〜」ということを証明するために、証拠として写真を撮っておきましょう。
上記で「ボンドは退去時に問題がなければ基本的に全額返金される」と述べたのですが、これはつまり問題があった場合はボンドから修繕費などが差し引かれることがあるということです。
経年変化で現れるような小さいものであればそこまで気にしなくても大丈夫ですが、窓のヒビやカーテンのシミなどアクシデントでできるような傷があれば写真に収めておくのがおすすめです。
最初からトラブルを見越して行動するのは少しめんどくさく感じるかもしれませんが、退去時に問題を避けるためにやっておきましょう!
【まとめ】自分にあったシェアハウスを見つけるため、しっかりとポイントを抑えておきましょう
今回は、オーストラリアのシェアハウスの探し方を、探し始めるところから入居までの流れとともに紹介しました。
解説したチェックポイントを1つ1つ確認して、自分に合ったシェアハウスを探してくださいね!
オーストラリアワーホリでは、シェアハウスのほかに、ホームステイやバッパーに住むという選択肢もあります。以下の記事でそれぞれ解説しているので、参考にしてみてください。
ライター:takumiko(@takumiko_com)
オーストラリア・メルボルン在住歴のフリーランスライター。ワーホリ2年を経て、今は日本人のパートナーと移住中。パースに2年・メルボルンに2年半〜滞在。オーストラリアの自然と野生動物が好き。過去にはカナダ・ニュージーランドワーホリも。記事を通して、ワーホリを使って世界に飛び出してみたい人の背中を押します!
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