【イギリスワーホリ】仕事の探し方、現地企業で正社員として働く方法【海外就職】

せっかくイギリスにワーキングホリデーに来たのであれば、現地企業で働いて経験を積みたいという方も少なくないでしょう。

ワーホリでは、アルバイトしかできないと考えている方も多いかと思いますが、実は、ワーホリでもイギリの現地企業で正社員として働くことができるのです。

この記事では、イギリスワーホリで実際に現地企業の正社員として働いている私が、『正社員として働く方法』や『イギリスの正社員の働き方』などを解説していきます。

ワーホリでもイギリスの会社で正社員で働ける

海外で正社員として働くことで、アルバイトとは違った経験ができます。

現在、私はフルタイム正社員として現地の会社でオフィスワークをしています。会社には私以外にもワーホリビザで働いている日本人が数人います。

ワーホリでできる仕事というと、レストランやカフェのアルバイトを思い浮かべる方が多いでしょう。

しかし、そのようなアルバイトは時給制で、しかもほとんどが最低賃金。アルバイトの収入だけでは、物価や家賃が高いロンドンなどの都市で生活していくのはなかなか大変というのが実情です。

正社員で働くことで、帰国後の就活でアピールできる

正社員の仕事なら、収入が安定している上に帰国後の就活でのアピールポイントにもなります。

最長で2年間のワーホリビザでも、「正社員として雇って貰えるのだろうか」と不安に思うかもしれませんが、欧米では数年単位で転職をしていく事はごく普通の事です。

せっかく仕事を覚えても2年間しかイギリスにいられないのですが・・・と実際に現在の上司に聞いたことがありますが、「現地の人でも1年くらいで辞める人も多いから関係無い、気にしなくて良い」と話していました。

さあ、あなたもイギリスで正社員を目指してみませんか?



イギリスの正社員の働き方とは

イギリスの正社員の働き方は、日本と違う部分も多くあります。

ここからは、労働条件や福利厚生などの気になるポイントを解説していきます。

イギリスの給料について

イギリスでは月給制ではなく年俸制の企業がほとんどです。

その年俸額を12等分して毎月支払われます。ワーホリでもOKな求人の平均的な年俸額はおよそ18,000~25,000ポンド(約247万円〜343万円:1ポンド=137円)です。

給与は職種や英語力、就労経験などによって変動します。私は現在年収21,000ポンドで、月あたりの総所得が1,750ポンド(約24万円)です。

イギリスの税金について

上記の総所得額から毎月必ず引かれる税金は、所得税と健康保険料です。

所得にもよりますが、総所得の約15%以上が毎月の給料から差し引かれます。


イギリスの年金について

年金の支払いは各自の自由です。

日本のように義務的に一定額引かれるのではなく、月々の給与の何%を年金にあてるか自分で選ぶ事ができます。

入社と同時に年金に加入されていますので、離脱(Opt Outと言います)する場合には会社のHR(人事部)に伝える必要があります。

イギリスでは残業はほとんどない

残業ほ基本的にありません。皆さん定時と同時に一斉に席を立って帰宅していきます。

残業した場合にはもちろん残業代が支給されます。または別の日に代休や早退、遅めの出勤に使う事ができる会社もあります。

交通費はほとんど支給されない

残念ながら交通費は支給されない会社がほとんどです。日本で支給されることが多いので、異なる点です。

有給について

日本では6ヶ月働いてやっと10日付与される有給ですが、イギリスでは入社と同時に20日以上付与されます(日数は企業によります)。

長期のホリデーも取りやすく、皆さん2週間以上のホリデーを楽しんでいます。

私も有給を使って2週間ほど日本に一時帰国しました。


その他

企業によってはさらに下記のようなさまざまな福利厚生があります。

  • プライベート医療が受けられる(GPと呼ばれる無料の国営病院以外に綺麗で丁寧言われる私立病院に無料で行ける)
  • 社員食堂があって無料でご飯が食べられる
  • お茶やコーヒーが飲み放題
  • フレックス制で出勤時間が自由
  • 無料で使えるジムやビリヤードがある

イギリスで正社員の仕事の探し方

正社員としての働き方をイメージする事ができた所で、次は就職活動の進め方をご紹介します。

求人情報を探して応募する方法について、主に下記3つのパターンがあります。

  1. エージェントに登録する
  2. インターネットで探す
  3. 日本人向けの掲示板で探す

それぞれ解説していきます。

エージェントに登録する

エージェントに登録する
求職者と、求人中の企業をマッチングしてくれるエージェントがあります。

日本の転職エージェントや派遣会社と同様です。

など日系のエージェントがあります。

日系エージェントなので、日系の企業や日本語話者を探している仕事を多く保有しています(もちろん現地企業の求人もあります)。

その人の職歴や適正に合うような仕事をメールや電話で紹介してくれますし、書類選考から面接のアポ取りまでエージェントが企業との間に入ってやり取りをしてくれるので、効率良く色々な求人に応募する事ができます。

担当者も日本人の方が多く、日本語で相談が可能です。私も履歴書の内容や面接についてのアドバイスなどを頂き大変お世話になりました。

登録の際には履歴書の送付と面談が必要ですが、スカイプでの面談も可能なので、渡英前からでも情報収集や企業との面接の予約ができます。

インターネットで探す

以下のような求人サイトを利用する方法や、企業のホームページの採用ページから直接応募する方法があります。

エージェントからの紹介とは違い、最初から企業とのやり取りを全て自分で行う必要がありますが、求人数が多いのが特徴です。

書類選考に通ると返信が届き面接に進みますが、書類選考に通過しないと返信すら無い企業も多くあります。

私の今の仕事もindeedで見つけました。

日本人向けの掲示板で探す

MixB』というイギリスに住んでいる日本人コミュニティの為の掲示板があります。

その中に求人欄があり、日本食レストランや美容室、オフィスワークなどの求人が日々更新されています。

正社員の求人は少なめではありますが、最初から日本人向けの仕事のみが掲載されているという安心感と、他の求人サイトに比べて履歴書を送った際の返信率や面接に進める確立が高い印象があります。




まとめ

イギリスの正社員の労働環境と仕事の探し方について紹介しました。

上手く自分に合った求人に出会えるかは、自分のスキルや英語力はもちろんですが運やタイミングも大きく関わります。

たった数週間で仕事を見つけ、そのまま2年間続けた方もいれば、半年かけてやっと採用された方、2年間で3回以上転職された方もいます。

日本で社会人経験がある方でイギリスにて未経験の仕事にチャレンジしている方や、今まで学生だった方でイギリスにて初めて正社員としてキャリアをスタートさせている方もいます。

なかなかスムーズに就職活動が進まなくても、焦らず諦めず自分のペースで続けていくことが大事だと思います。

次の記事では、希望の仕事に応募した後の面接から内定後の流れまでを紹介します。

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