リゾートバイトとは、全国各地にある観光地でホテルや旅館の仕事を住み込みで行うアルバイトです。家賃や食費が補助されることがほとんどで、短期で貯金したい学生さんなどに特に人気がありますが、実は、リゾートバイトには「ナイトワーク」もあり、貯金には一番おすすめの職種です。
当記事では、「これからナイトワークをしてみたい」という方の役に立てるよう、実際の体験談をもとに「リゾートバイトのナイトワーク事情」をお伝えしたいと思います。
目次
リゾートバイトのナイトワークとは
リゾートバイトのナイトワークとは、お酒を飲みながら男性とお話をしたり、一緒にカラオケをしたりするお仕事。つまり、キャバクラやスナック、ガールズバーでの接客です。
最近では「リゾキャバ」と略して呼ばれることも多く、リゾートバイトなので、ほとんどが地方のお仕事になります。
「夜のお仕事」と聞くと、ノルマが厳しかったり、キャスト同士のいがみ合いがありそうなイメージがありますが、リゾートバイトの場合は都市部に比べて接客態度やノルマなどが厳しくなく、女の子同士も仲が良い場合がほとんど。
地元の人や観光で来たお客さまと、和気あいあいとお話をする、そんなお仕事がリゾートバイトのナイトワーク=リゾキャバです。
そんな「リゾキャバ」ですが、働く前にメリットやデメリットを知りたいという方も多いと思います。ここからは、私が実際に働いて感じたリゾキャバのメリット・デメリットについて紹介します。
リゾキャバのメリット
リゾキャバのメリットはたくさんありますが、その中でも特にメリットだと感じたことを4つご紹介します。
お給料が良い
まず、ナイトワークの一番のメリットといえばお給料が良い事です。ほかのリゾートバイトと比べても断然、稼げます! 詳しい時給などは、あとの「リゾートバイトのナイトワークはどれくらい稼げる?」で詳しく説明します。
短期間からでも働ける
基本的にリゾートバイトは短くて1ヶ月以上、平均して3ヶ月からという募集期間が多いのですが、ナイトワークだと最短で1週間からという募集もあります。
短い期間だけ働きたい人にはもってこいですね。
勤務時間が短い
仕事時間は夜だけなので、日中はリゾート地の綺麗な海で泳いだり、美味しいものを食べに行ったりと自由に過ごせます。
地元の人と知り合える
おすすめの観光スポットや隠れた名店は地元の人に聞くのが一番。リゾキャバならお仕事中に、地元の人しか知らないような耳寄りな情報をたくさん教えてもらえます。
リゾキャバのデメリット
実際、私はリゾキャバにあまりデメリットを感じることはなかったのですが、以下のデメリットを感じる人もいるようです。
知らない人との会話が難しい
リゾートバイトとはいえ、キャバクラやスナックの仕事なので、最低限のコミュニケーション能力と接客マナーは必要です。普通に初対面の人と話せる程度の能力があれば問題ないですが、人見知りや話下手な人にとっては、少し難しいかもしれません。
酔っ払いの相手をすること
人のいいお客さまがほとんどでしたが、お酒の席なので酔っ払ってボディータッチなどセクハラまがいのことをしてくる人も中にはいます。軽くあしらったり、ママやほかのスタッフに相談できればいいのですが、気にしてしまう人もいるようです。
日中やることがない
昼間の時間は自由に使えるとメリットにも書きましたが、ある程度、観光もしてお店も行き尽くしてしまうと、今度は時間を持て余してしまいます。特に悪天候な日が続くと、暇だと感じる人も多いようです。
リゾートバイトのナイトワークはどれくらい稼げる?
リゾキャバの一番のメリットとしてあげたお給料。一般的な時給は2000~3000円くらいで、ほかのリゾートバイトの職種と比べても断然高いといえます。
また、お店によってはお給料にプラスして、ドリンクやボトルバックがあったり、同伴手当が付くところもあります。私が働いていたところでは、ドリンクやボトルの値段に対して30%のバックがもらえました。
あとで紹介する体験談のとおり、私は3カ所でナイトワークをしています。時給はそれぞれ異なりますが、高時給のお店は勤務時間が短く、時給が低めのお店は勤務時間が長い傾向でしたので、日給にすると、どのお店も1万円ほどになりました。
月収は30万円近くもらえる
勤務時間は1日4~6時間のところが多く、1日のお給料はおよそ1万円。勤務日数は基本的に週6日なので、1カ月のお給料は26万〜28万円です。
現地までの交通費ですが、多くの場合、1カ月以上の勤務で片道分、3カ月以上の勤務で往復の交通費が補助されます。
家賃に関しては派遣先によって異なります。私の場合、奄美では1日1000円(光熱費込み) 、 利尻では1日500円 (光熱費込み)、那覇では完全に無料でした。
食費に関しては、ナイトワークの場合、補助がないことがほとんどなので、自炊をするなど自分で用意する必要があります。
ナイトワークにおすすめの派遣会社
リゾートバイトでナイトワークを探すにあたって一番おすすめしたいのが、グッドマンサービスの運営している「リゾートバイト.com」です。
おすすめする理由は、なんといっても求人数が多いことです。派遣会社を通すと希望する労働条件や期間に合った求人をおすすめしてくれるので、採用までの期間も短縮でき、時給も高くなることが多いです。そのため、リゾキャバをしたい方は、グッドマンサービスに登録して、お仕事を紹介してもらうことをおすすめします。
リゾートバイトのナイトワーク体験談
ここからは、私が実際に経験した「リゾキャバ」について、お話しします。リゾキャバの雰囲気や休日の過ごし方など、参考になれば幸いです。
奄美大島のリゾキャバ体験談
2021年7月に世界遺産に登録されることが発表され、注目を集めている奄美大島。その自然を体感したいと思い、リゾートバイトに行ってきました。
勤務先は繁華街のキャバクラ。お客さまは観光や出張で来ている人と地元の人が半々くらいでした。落ち着いた雰囲気で、ボーイさんもいるので席についてゆっくりとお客さまとお話できるお店です。
女性なら特に気になるのが、滞在する寮だと思います。ここの職場では、新築マンションの一部屋を寮として使用しており、寮費は光熱費込みで1日1000円。ウォークインクローゼットまで完備され、どんなに荷物が多くなっても安心です。寮がきれいで快適なのはとても嬉しいポイントでした。
休日にはマングローブの森でカヤックをしたり、郷土料理の鶏飯を食べに行ったりと、アクティブに過ごしました。奄美大島は日本で3番目に大きな島なので、周りきれないくらい見所があり、飽きることなく毎日楽しく過ごせました。
利尻島のリゾキャバ体験談
夏の暑さに負け、どこか涼しいところに逃げたいと考えていたところ、北の果て、北海道の利尻島にあるスナックの求人を見つけました。
利尻島といえば利尻昆布。そしてその昆布を食べて育った美味しいウニが有名です。
なんとそのスナックのオーナーは漁師さん。働くことになれば、昆布干しやウニ剥きが体験できるとのこと。それを見て早速応募しました。
スナックは地元の人に愛されるアットホームな雰囲気で、ママも明るく親切。とても働きやすい環境でした。
利尻島で楽しかったのは、やはり昆布干しやウニ剥きができたことです。朝6時くらいに港に行って、オーナーが採ってきた昆布を干したり、ウニの剥き方を教えてもらったり、とても貴重な体験ができました。
ほかにも地元のイベントへの参加したり、お祭りでビールを売ったり、旅行だけではわからない利尻島の魅力を、リゾートバイトを通してしっかり体感できました。
沖縄でのリゾキャバ体験談
沖縄に滞在中に短期でできる仕事を探していて、那覇のキャバクラで2週間ほど働くことになりました。
沖縄のナイトワークで特徴的なのは泡盛が出ること。地元のお客さまはほとんど泡盛のボトルを入れるのです。
私はお酒に強いほうですが、この泡盛だけはクセモノで、お店が終わる頃にはフラフラになっていることもしばしば。
観光のお客さまも多く、全国各地の方が来るので、色々な地方のおいしい食べ物や観光スポットに詳しくなりました。
休日はショッピングなどをして過ごすことが多かったです。那覇市内は程よく都会で生活もしやすいですし、おしゃれな雑貨屋さんやレストランなどが充実しているので、行く所にも困りませんでした。
たまにレンタカーを借りて、アメリカンヴィレッジや美ら海水族館などに遠出することもありました。仕事もプライベートも毎日刺激的だったので、2週間はあっという間でした。
まとめ
リゾートバイトのナイトワークについて紹介してきました。
リゾートバイトのナイトワークは、人と話すのが好き、自由な時間を確保したい、とにかく稼ぎたいという女性にぴったりの仕事です。
リゾートバイトでしかも夜のお仕事なので、はじめての方は不安が大きいと思いますが、この記事をとおして、少しでも「リゾキャバ」の魅力を理解してもらえると嬉しいです。
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