RSAとは?日本語で取れる?オーストラリアで必要な資格取得方法

オーストラリアでは、バーやクラブ、レストランなどお酒を出すお店で働く場合は必ずRSA(Responsible Service of Alcohol)という資格を取らなければなりません。

アルコールに関する法律やアルコールが人に与える影響などを理解していないと働けないことになっているからです。その背景には、オーストラリアでは飲酒による暴力など人に与える悪影響が大きな社会問題になっている事が挙げられます。

勿論ワーキングホリデーメーカーも例外ではありません。
一部RSA提出を求めない雇用主もいますが、もし資格を持っていなければそれは違法です。見つかれば5,500ドルの罰金が科せられます。

この記事では、RSAとRSA申請時に必ず必要なUSIについて解説します。

RSAが必要な仕事とは


自分が直接お酒に触れなくても、アルコールを扱う所で働く人は全員必要になります。
例えば、

  • レストランのウェイター
  • キッチンハンド
  • バーテンダー
  • クラブのセキュリティー
  • ホテルのルームサービス
  • 航空会社
  • ワイナリーのスタッフ

などが挙げられます。

これらの仕事に就く人は、勤務開始前に資格を雇用主から求められます。
仕事に応募する際、レジュメの資格リストにRSAと記入しRSA証明書のコピーを添えて提出しましょう

【重要】RSAコースを受講する前にUSIを忘れずに!

2015年1月から、オーストラリアの認可トレーニングコースを受講する際に必須になったUSI(Unique Student Identifier)。

RSAを取得する前に必ず下記から登録してUSI番号を取得しましょう。(無料でオンラインから登録が可能)

USIの申請はこちら

RSAは州によって違う?

資格を取得するためには、6時間トレーニング(講習)を受けて取れるコースオンライン受講があり、形態も料金も様々です。

WA州、QLD州、NT州、SA州では、取得したRSAはこの4つの地域の中でしたらどこでも有効です。

検索するといくつも学校が出てきますので、料金やロケーションによって自分に合ったところを選びましょう。オンラインでも取得可能ですので、24時間いつでもどこでもコースを学びそのまま試験を受けることができます。

NSW・TAS州

シドニーがあるNew South Wales州とホバートのあるTasmaniaは対面でもオンラインででも取得が可能ですが、それぞれ州独自のRSAなので他の州で取得したものは無効です。

VIC州

メルボルンのあるVictoria州はオンラインのコースはなく全て対面のコースで、州独自のRSAです。他の州で取得していたとしても新たに取り直す必要があります。

例えばシドニー(NSW州)でRSAを取得しバーテンダーを3ヶ月した人が、メルボルン(VIC州)に引っ越してバーテンダーをする場合、新たにヴィクトリア州のRSAを取得しなければなりません。

RSAの受講料

受ける州やトレーニングコースによって異なります。
18ドルから120ドルまで幅広くあります。



どのような試験が行われるのか

オンラインコースの所要時間は5時間~8時間ほどです。
テストには全問正解しないと合格できませんが、全問正解するまで追加料金なしで何度でも受け直し可能です。)オンラインで取得した場合、証明書はEメールで送られてくるのでダウンロードして自分でプリントアウトします。

対面コースの場合、所要時間は4時間〜7時間、試験は70%以上が合格です。試験中はテキストを見ながら解けます証明書は即日、若しくは1~3日で発行されます。

NSW州は即日発行される証明書ではなく、運転免許証のような写真付き免許を入手する必要があります。

オンラインでも対面でも、コースを修了すると一時的な免許(temporary certificate, interim certificate)がもらえ、それがあれば仕事を始める事ができますが、有効期限が90日なのでトレーニングを修了したらすぐに写真入りの免許(competency card)を申請します。

Service NSW locator
https://www.service.nsw.gov.au/service-centre)で近くのサービスセンターを見つけ、interim certificateと合計100点分のIDを持参して行きます。

IDの点数についてはこちらを参考に
https://www.liquorandgaming.justice.nsw.gov.au/PublishingImages/IntCert_Back_Full.gif

例)

  • パスポート(70点)
  • オーストラリアの運転免許証(40点)
  • 保険の証書(25点)
  • 写真付き学生証(25点)
  • クレジットカードまたはデビットカード(25点)

サービスセンターで写真を撮り、手続きを完了すると、写真入りのcompetency cardが3~4週間で自宅に送られます。

詳細はこちら
https://www.liquorandgaming.justice.nsw.gov.au/Pages/liquor/serving-alcohol-responsibly/competency-cards/how-to-get-your-card.aspx

英語力は必要?

基本的な英語力は必要です。オンライン受講の場合、単語を調べながら進められますが全く英語の知識がない方にはかなり難しく感じるかもしれません。

英語に自信がなくても、オーストラリアの生活で必ず必要になる英語です。勉強にもなりますし、難しくても英語で挑戦してみることをお勧めします。

日本語でも受講可能

どうしても日本語で確実に取得したい! という場合は、QLD、WA、SA、NT州に限り、日本語のオンライン受講が可能となっております。

シドニーのあるNSW州、メルボルンのあるVIC州、またタスマニアには対応していないので注意してください。

RSA日本語オンライン受講フォーム

申請料金は、クレジットカードかPayPalのみで、$49となり、全てオンラインで受講可能となります。詳しくは上記のリンク先を確認してください。

まとめ:仕事の選択肢を広げるためにRSAを取得しよう

オーストラリアで仕事をするために、RSAがあれば仕事の選択肢が広がります。また、BARで働くことを目的にしている人は、早めに申請、取得しておきましょう。

その際、まずはUSIを必ず取得しておくことが重要となります。

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