ワーキングホリデーや留学、旅行などでスペインに行く際にはクレジットカードまたはデビットカードが必ず必要となります。
現地での買い物や食事、ホテルなど、クレジットカードはさまざまな場所やシーンで利用することになります。
また、スペインのクレジットカード事情は日本と違う点もあるため、スペインに行く前に事前知識として知っておくと良いでしょう。
この記事では、スペインのクレジットカード事情や、手数料、使い方を解説します。
スペインのクレジットカード事情
スペインは日本とクレジットカード事情が異なります。
まずは、スペインでクレジットカードが必要な理由を確認しておきましょう。
- スペインはキャッシュレスが基本のカード社会
- ホテルの予約にデポジットが必要な場合がある
- キャッシングで現地通貨を入手する
それぞれ解説していきますね!
【クレジットカード事情①】スペインはキャッシュレスが基本のカード社会
日本ではまだまだ現金による支払いが多いようですが、スペインはクレジットカードやデビットカードでの支払いが基本です。
スーパーやカフェ、地下鉄、バス、ショッピングセンター、ホテル、レストランなどで利用できます。
ただし、利用できない場所もあるため、現金も持ち歩くようにしましょう。
以下の場所では、現在のところクレジットカードが利用できない場合があるため注意が必要です。
- サグラダファミリア
- 美術館
- 劇場
- タクシー
- 少額の支払い
現金を持ち歩く場合は、盗難のリスクを考えて、最低限にとどめておくことが重要です。
【クレジットカード事情②】ホテルの予約にデポジットが必要な場合がある
スペインのホテルを予約する場合、予約の際にデポジットが必要な場合があります。
デポジットとは、保証金のようなもので、チェックアウト後に返金されます。
このデポジットはクレジットカードやデビットカードから引き落とされます。
【クレジットカード事情③】キャッシングで現地通貨を入手する
日本からスペインに到着した際、ほとんどの方が外貨両替所で、日本円からユーロに両替するかと思います。
しかし、両替所では両替手数料がかかり、その手数料も両替所によってレートが違ってきます。
そこで、クレジットカードのキャッシングを利用し、スペイン現地のATMでユーロを引き出すことで、両替所の手数料よりも安く引き出せる場合があります。
ただし、キャッシングなので利息が発生します。
この利息は、日々発生するため、できれば『繰り上げ返済』をおすすめします。
スペインと日本のクレジットカード事情の違い
では、以下からは、スペインと日本のクレジットカード事情の違いを解説していきます。
スペインと日本のクレジットカード事情の違いは以下のとおりです。
- クレジットカードの裏面の署名(サイン)をチェック
- スペインはクレジットカード利用時にパスポート提示が必要な場合も
- 日本と違い手数料は消費者負担
それぞれ解説していきます!
【スペインと日本のクレジットカード事情の違い①】クレジットカードの裏面の署名(サイン)をチェック
スペインではクレジットカードの裏面に本人の署名(サイン)がないと利用できないことがあります。
日本では署名がなくても利用できることがほとんどですが、スペインでは署名が必要ですので、スペインに行く前にきちんと署名しているか確認しておきましょう。
【スペインと日本のクレジットカード事情の違い②】スペインはクレジットカード利用時にパスポート提示が必要な場合も
スペインで日本人がクレジットカード払いをする際に、本人確認のためにパスポートの提示を求められる場合があります。
ですので、外出する際にはパスポートを持ち歩くことをおすすめします。
【スペインと日本のクレジットカード事情の違い③】日本と違い手数料は消費者負担
日本とスペインのクレジットカード事情の大きな違いが手数料負担です。
日本の場合は、クレジットカードによる支払いで発生する手数料は、基本的にお店側が負担します。
しかし、スペインの場合、クレジットカードによる支払いで発生する手数料は、基本的に消費者側が負担することになります。
ですので、お会計の際に支払い金額が少し多いと感じた場合は、クレジットカードの手数料が含まれている可能性があります。
ただし、全ての支払いに手数料がかかる訳ではありません。
基本的な手数料を請求されるお店やサービスは、以下を参考にしてください。
クレジットカードブランドで手数料が変わる
クレジットカードにはVISAやMASTER、AMEXなどのブランドがありますが、利用手数料はブランドによって変わってきます。
手数料の違いは以下のとおりです。
- VISA・・・1.63%
- MASTER・・・1.63%
- AMEX・・・2.0%
- Diners Club・・・1.3%
- JCB・・・1.6%
スペインでのクレジットカードの使い方
ここまで、スペインのクレジットカードについて解説してきましたが、実際に現地でクレジットカードを利用する場合は、どのように支払えば良いのでしょうか。
以下で紹介していきます。
決済の仕方
スペインのスーパーやファストフード店でクレジットカード決済をする場合、
- 「Debit(デビット)」
- 「Credit Card(クレジットカード)」
どちらの支払い方法かを伝えましょう。
店員さんが端末を用意してくれます。
また、レストランやバーなどでも同じです。
「Can I check the bill?」
と伝え、その後支払い方法を伝えると良いでしょう。
チップは義務ではない
スペインではチップが義務ではありません。
特別なサービスを受けた時などに、気持ちとして渡す程度で構いません。
例えば、
- タクシーで荷物を運んでもらったときに料金の端数やお釣りを渡す
- ホテルでルームサービスを頼んだときなどに、1€渡す
- レストランでお釣りをチップとして渡したり、10〜15%をお会計に上乗せして支払う
といった程度で良いでしょう。
スペインでは暗証番号が必要
スペインでは、クレジットカード払いの際に、暗証番号の入力を求められることがほとんどです。
ですので、自分が持っているクレジットカードの暗証番号をしっかり確認しておきましょう。
スペイン滞在者による実際のクレジットカード事情
ここでは、実際にスペインに滞在している方に現地でどのようにクレジットカードを利用しているかを教えてもらいました。
【スペイン滞在者のクレジットカード事情①】ワーホリ
スペインワーホリで持っていったクレジットカードは、3枚です。
- MUFJ(三菱UFJ)のVISAデビットカード
- 三井住友銀行の TUOカード (visa)
- Lifeカードの学生カード(master)
を使っています。
基本的な使い方は、キャッシングは『MUFJのVISAデビット』で、カード決済では『三井住友銀行の TUOカード (visa)』をメインで使っています!
カードの種類というよりは、全部違う口座に繋がっていてその関係でという感じですが笑
『友達と割り勘する』といった場合や『カードが使えない場所』以外は基本的にカードで支払っています!
スペイン社会としてはまだまだ現金社会な雰囲気は受けますが、日本ほどではないかと感じます!
(2019.1月、ワーホリで滞在)
スペインに持って行くオススメのクレジットカード
スペインに持っていくおすすめのクレジットカードブランドは、VISAかMASTERで、VISAは必ず1枚は持つようにしましょう。
JCBやアメックスは使えない場所もあるので、必ずVISAも持って行くようにしてください。
また、海外旅行保険付帯のクレジットカードもおすすめで、例えば『三井住友VISAカード
』や『
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三井住友カードは海外で使える?海外保険やキャッシングの使い方など解説
ワーホリや留学におすすめの、海外旅行保険付帯のクレジットカードは、以下の記事を参考にしてみてくださいね。