【オーストラリア】パースの港町、フリーマントルで漁業の仕事を体験

オーストラリアワーホリでの仕事といえば、どんな仕事を想像しますか?ファームで野菜の収穫?シティーのレストランやカフェで料理を提供する?

どれも楽しそうな選択ですが、「漁業」はいかがでしょうか?そうです、あの魚をとる漁師の仕事です!

今回は、西オーストラリアに位置するパースの港町、フリーマントルで運よくゲットした漁業のお仕事と漁師ライフを皆さんにシェアしたいと思います

漁業の仕事をゲットした経緯

今まで漁業に関わったこともないし、泳げないし、船酔いは酷いし。そんな私が漁師になったのは、たまたまでした。

もともとはワーホリ中、一緒に行動していた彼氏が「エビ漁がしたい!」とフリーマントルで仕事を探していたのですが、時期が悪く、今から出る漁船もないし、空き員がいつ出るかも分からないという状態。

一方、私は海に出るつもりはなく、陸でレストランやカフェなどの仕事を探してい他のですが、ちょうど季節が冬に向かっていて、海辺の店はどこも営業を縮小していました。

2人揃って仕事が見つからず途方にくれ、そろそろ貯金が底を付き始め危機状態に…。

そこで「仕事募集中!」と殴り書きした履歴書を2人分、漁港のトイレに貼ってみました。もしかしたら、どこかの漁師さんが見つけて、「あわよくば周りに拡散してくれるかもしれない」と考えたのです。

焼け石に水かと思われた作戦でしたが、なんと1週間後、ある漁師さんから働き手を探しているとの連絡が!しかも、なぜか彼氏だけでなく私も採用したいと言います。

こうして、詳しい仕事内容もわからぬまま、オーストラリアで漁師生活が幕を明けました。



漁師(漁業)の仕事内容とは

ここからは、漁師(漁業)の仕事内容について紹介していきます。

漁業の仕事のスケジュール

連絡の来た仕事はイワシ漁でした。明朝に出向し、夜が開ける前に網で群を捕まえ、明け方に港に戻ってくるという日帰り漁。

船員はキャプテンのジムとデイビッドとダニエル、そして彼氏と私の5人。月〜金、風が強くない日は毎日、まだ周りの真っ暗な午前3時頃に出港しました。

具体的な仕事内容

まずはキャプテンがレーダーでイワシの群れを探します。このとき他の船員は何もすることがないので、寝たりゲームしたりと思い思いに待機します。

群れを見つけ次第、漁が開始されます。まずは群れを囲うために、キャプテンが円を書くように網を下ろしながら船を走らせます。そして素早く網の底を閉じ、群れを袋に閉じ込めます。

そしてここから、機械で網を引き上げていきます。

機械を動かす際、船のエンジンを切ってしまうので、ひとりが小舟で船が流されないように反対側から引っ張ります。ここはデイビッドが担当。

引き上げた網は次の漁で使うので2人で端を引っ張って広げながらきれいに畳んでいきます。網に付いた海藻やヒトデが降ってくるので、このポジションは汚れ仕事です。ここはダニエルと彼氏が担当します。

この間キャプテンと私は、網を巻き上げる機械を止めたり動かしたりして、荷揚げの調節を行います(上の写真が私の持ち場です)。

網に穴が空きやすく、穴があるとそこからイワシがごっそり逃げてしまいます。このときに発見しておいて後で修復できるように目印を付けておくのが私の主な仕事です。

網が十分に上がったら、今度は船に積んであるバキュームで捕れたイワシを吸い上げ、船の水槽に移していきます。


早ければ網を投げてから30分程度で漁が終わり、まだ余力があれば2回3回と網を投げます。

日が登ると漁は終了。港に戻って、みんなで船の水槽からイワシを陸揚げし、港近くの工場に移動させます。

漁師(漁業)のお給料は?

お給料は完全歩合制で、捕れた分だけお給料が入ります。船の水槽いっぱいに取れて、おおよそ300ドルくらいのお給料が入ります。早いと2時間くらいで漁が終わります。

しかし、反対に捕れなければお給料は0円。魚が捕れるか捕れないかは自然のさじ加減とキャプテンの腕にかかっているので、ある意味ギャンブルでした。

また、漁で採れた魚介類は食べ放題。新鮮なお魚は私たちの家計を助けてくれました。

漁師生活で私たちが得たもの

私達が働いた時期はシーズンが悪く、週に2回捕れれば良い方で、あまりお金にはならなかったのですが、漁師をやってみて良かったことがあります。

それは、第一次産業の大変さがわかったこと。上記の通りこの仕事は歩合制だったので、捕れたらお金になりますが、捕れなかったらお給料は発生しません。

私達はただの乗組員なので給与0で済みますが、キャプテンは捕れなくても船のガソリン代や維持費を払わなければなりません。

自然が相手では、自分がコントロールできる範囲は限られてしまいます。そんな環境で戦いながらビジネスとして成立させ、今日も私の食卓に安定した食品を届けてくれている人がいる。この気付きのおかげで、身の回りにあるものに感謝できるようになりました。

眠い目をこすって漁に出たにもかかわらず釣れなくて、ただ魚臭くなって帰ることもよくありましたが、挑戦してみてよかったなと今は深く思います。



おわりに

いかがでしたか?オーストラリアで漁師になった経験をシェアしました。

オーストラリアワーホリでは、セカンドビザ取得のためにファームで働く方も多いかと思いますが、この漁業についてもセカンドビザの申請が認められています。今回、私たちはここでセカンドビザをとることはなかったですが、漁師になって思いもよらない経験をしたように、人生には無駄なことはないと私は思います。

ワーホリ中に「こんなことやってみたい!」と思ったら、チャンスを逃さずに、ぜひ新しい扉を開いてみてくださいね!

ライター:takumiko(@takumiko_com

オーストラリア・メルボルン在住歴のフリーランスライター。ワーホリ2年を経て、今は日本人のパートナーと移住中。パースに2年・メルボルンに2年半〜滞在。オーストラリアの自然と野生動物が好き。過去にはカナダ・ニュージーランドワーホリも。記事を通して、ワーホリを使って世界に飛び出してみたい人の背中を押します!

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