ワーホリGOをご覧のみなさん、こんにちは!
前回の記事で、ケアンズでのシティジョブ探しに敗れた僕は、ケアンズからバスで一時間程離れたマリーバという町に移ることにしました。
マリーバはファームで有名な町で、オーストラリアでワーホリをしている方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
そして、僕はこのマリーバで『バジルファーム』の仕事を手に入れることができたのです。
今回の記事では、僕が実際に働いていたバジルファームについてご紹介していきます。
目次
マリーバについて
ケアンズ近郊のファームといえば、タリーやイニスフェルのバナナが有名ですが、ケアンズ近郊でのファームの中では、マリーバが最も近くてアクセスも便利です。
ケアンズから「Trans North Bus」に乗り1時間弱、20ドルほどで行くことができます。
以下はバスの時間です。
料金は乗車時に運転手さんに渡せばオッケーです。
ファームの町とはいえ、必要なものはほぼそろっているかと思います。(コールス、ターゲット、4大バンク、リジェクトショップ、メカニック、マクドナルド、KFC、レストランetc)
また、もしケアンズに用事ができたとしても1時間弱で行ける便利さは他のファームの町にはない特徴です。
個人的にマリーバはすごく好きな町だったので何にも不便はありませんでした。
ちょっと歩いたところのゴルフ場には彼らが日陰で休んでます。(笑)
マリーバの宿といえばキャラバンパーク
バス停から10分ほどの歩ける距離にあります。
僕も数年前の他の記事を見ていきましたが、2018年6月時点では、人がいっぱいであふれかえっているというような状態ではなかったです。
おそらくシーズンが理由だと思います。
予約も何もしなかったけど寝起きのオーナーがすぐにビッグキャラバンに連れてくれ、「今日土曜で休みだからレントは平日に払いに来て」と、オーストラリアらしさ溢れるテキトーさで言われました。
当時のレントはビッグキャラバンが70$と、多分一番安かったはず。
普通のキャラバンとテントは80$か90$前後だったと思います。
とにかく安いので、ここに泊まりながらファーム仕事をするのは本当にお金は貯まります。
周りに遊ぶところもないですしね。なのでこのキャラバンパークは長期滞在者が多いです。
僕が使っていたビッグキャラバンはこんな感じ。
国籍はイタリア、フランスが圧倒的に多く次に日本人が多かったです。
みんなよく顔を合わせることもあり、友達も作りやすい環境です。
マリーバのファームの時季
いくらファームの町とはいえ、もちろん作物には時期があります。
そしてこの時期は最悪の時期。野菜から果物からみんな収穫が終わっている、終わりかけ、もしくは少ないという状況。
なぜなら、オーストラリアは冬に向かってるから。
マリーバで有名な「ハウファーム」という大手ファームの年中働けるバナナファームでさえ、週4日もしくは3日半の仕事という状況でした。
「くる時期ミスったーーーーー!」と思いましたね。
ちなみに、マリーバはファーム以外にもチキンファクトリーが有名ですが、おそらく今は短期でしか働けないワーホリたちは雇ってなさそうでした。
チキンファクトリーを紹介してくれていたジョブエージェント「APG」もそもそも紹介をしていないという感じで言われました。
マリーバでの仕事の探し方
マリーバのハウファームには『月曜日の朝いちにマネージャーに直接履歴書を渡しにいけ!』というような情報をよく見かけていましたが、僕の周りにはメッセージを送って数日後に「月曜からおいで」と言われている人もいました。
実際に、朝一に出向いたことはなかったのではっきりとはわかりませんが、もしかしたら今はメッセージでのアピールが主流なのかもしれません。
とはいえ、車を持っているならあちこち直接履歴書を渡しにいくのも手だと思います。
キャラバンについた初日に同じキャラバン内の日本人の兄さんが、ハウファーム含めマリーバ周辺のファームのマネージャーの電話番号が載ってある写真を教えてくれたので、片っ端からなにか写真付きのメッセージ送ってました。
ファーム以外でも言えることなのかもしれませんが、メッセージに旅の写真や面白い写真などを送るのはすごくいい手ですよ。
このお兄さんも今まで旅してきたところの写真を送っていました。要は、いかに相手の印象に残すことができるかでしょう。
マリーバのバジルファーム
そのファームが『バジルファーム』です!初めてのファームに緊張しながら、オーナーがマリーバのバス停まで迎えに来てくれて、15分ほど走らせてファームに到着。
『Battistin Orchard』というファームです。
ワーカーはそこでファームステイをしなくてはならない決まりでした。
見た目はいかにもファームステイといった感じ。決してきれいとは言えませんでしたが僕は平気でした。
バジルファームの仕事内容
1チーム8人で2人がパッキング、6人がピッキングです。
ピッキングの人たちは、トラクターの椅子に座りながら地上のバジルを100gまたは150gごとに輪ゴムで束ね、前のかごに入れていきます。
トラクターの2階にいるパッキングの人が、そのかごからバジルを集め、グラムを微調整して箱に詰める。これだけです。
ファーム仕事は基本的に単純作業が多いでしょうが、バナナのように重くもなくレモンのようにトゲもない。
そのうえ、基本的にオーナーは職場にいないためテキトーにスモコ(小休憩のこと)をとり、みんな音楽を聴きながら働いていました。
苦をいうなら、単純すぎて「あーーーーーーーーーー」ってなります。
あとバジルを摘むときに出てくる汁(バ汁って呼んでました)が手につき、指が真っ黒になります。痛くはないです。手袋をつけることをおすすめします。
バジルファームの時季
冬に向けて多くのファームの仕事がなくなる中、バジルはこの時期がシーズンでした。
多分3月か4月前後から始まるんじゃなかったかな(あやふやでごめんなさい)。
終わりは9月まで働くことができ、週に平均6日働いていました。
時給も23.66$で、1日8.5時間労働だったので、週に1000$手取りでもらってましたね。
3ヶ月で1万ドルは稼いでいました。まさに冬の穴場ファームです!
バジルファームの全体評価
正直単調すぎる生活がつまらないなと感じることもありましたが、悪徳ファームもたくさんあるなか、しっかり稼げてセカンドもとれたし友達もできたしで十分満足しています。
田舎の田舎なので朝焼け夕焼けはきれいだし、新月の晴れの日の星空はたまりません!
ファームの規模も大きくなかったので家族みたいに過ごしていました。
僕がいたときはイタリア、ドイツ、イギリス、カナダ、アメリカ、日本、中国、チリ、フランス、オランダなどなど国籍も多くいろいろ知れました。
オーナーは優しいです。ただケチな性格がレント代にでてるけど。あの人柄に文句をゆってる人はいなかったです。
気を付けることが一つ!犬を2匹飼っているんですが1匹の犬が靴やら靴下やらをよくパクッておもちゃにされます笑
がこれは自己責任だとオーナーの奥さんに笑いながら言われました。犬はかわいいんやけどな。
【最後に】マリーバのバジルファームを終えて
一緒に働いた多国籍の友達もオーナーも犬も、心からまた会いたいなと思えるような貴重な時間でした。
冬だって忙しいファームはあるんです。もしかしたら知らないだけでバジル以外にもあるのかもなあ。
ちなみにファーム中に車も買っていますので、次回はこのことについて書こうと思います。(^^♪
ではまた。($・・)/~~~
【ケアンズ近郊のファーム】