【体験談】カナダでスキーのインストラクターをするための資格とは?

私はレストランの仕事を1年続けている中で、冬の12月中旬〜4月中旬まではスキーのインストラクターとしても働いていました。

スキーインストラクターとして働くことで様々な国の人と話す機会もあり、働くメリットが大きい仕事だと感じました。

今回は、Whistler Blackcombでスキーインストラクターの仕事について、私の体験をもとにご紹介します

スキーインストラクターになるまで

カナダでスキーのインストラクターの仕事ができるようになるまでには、以下のようなステップを踏みました。

インストラクター資格を取得

応募

採用が決まれば、指示される時期に必要書類の提出

グループ研修

実際にインストラクター経験者の方のレッスンの補助を数回

一人でレッスン

現地でインストラクター経験者と知り合いになり、情報を得るとよりスムーズに進行ができます。

日本人でインストラクターをしている方も毎年10~20人ぐらいはいます

インストラクター資格

私が所持しているのはCSIA Lev2(Canadian Ski Instructors Alliance)と呼ばれる、カナダでのスキーインストラクター資格です。下の方にCSIAのリンクを掲載しています。

CSIA Lev1の内容は三日間の講習内試験で、中級コースを滑れるレベルと基本的なインストラクションができれば合格します。

CSIA Lev2の内容は三日間の試験用の講習と、その他に必要ポイント分の講習を受け、2日間のスキーイングとティーチングの試験があります。

CSIAの資格はLev4まであります

資格によって給料が変わり、その他にも関連する資格を持っていると給料がアップされます。
私はカナダでのスノーボードインストラクター資格(CASI)のLev1も所持しています。

その他にもバークインストラクターなど様々資格があります。

インストラクターになるには最低Lev1が必要となっています。

英語でのレッスンで、技術面の説明に関しても多少余裕が持てるLev2程度の技量があることが望ましいでしょう。
日本の資格でも互換性があるものに関しては働くことができるようです。

以下のリンクからCSIAの資格試験に応募することができます。

CSIAのホームページ

スキー場での仕事内容



Whistler Blackcombでのスキーインストラクターといっても、働くベースとなる場所は幾つかあります。私が働いていたのはWhistlerベースと呼ばれるところで、大人の方の初心者~初中級者が対象の部署に配属されていました。

他には子供やプライベート担当の部署や、山之上集合の上級者を教える部署などがあります。

主な1日の流れとしては以下のとおりです。
9:00~9:15 ベースに集合し出勤簿にチェック
9:20~9:30 ミーティング
9:30~ お客様のレベルごとにクラス分け(慣れている人がすることが多い)
9:45~15:00クラス分け終了後、担当者が決まり次第出発しレッスンを開始

レッスンを受け持った場合は昼休憩などの時間は、クラスごとにお客様と相談して決めます。最後は15時に終了となります。

午前のレッスンがない場合は、午後の予約状況を上司が確認し、午後から必要な人数のみ12:45分に再集合し半日レッスン。必要なく帰って良いと言われる場合もあります。

出勤して仕事がなく待機であった場合も、給料として待機料金が発生します。

その他に、予約人数が少ない場合は前日までにシフトがなくなったりすることもあります。お客様が多くインストラクターが足りない場合は来れる人に呼びかけたりして仕事が入る場合もあります。

仕事は基本英語

日本人のお客さんが来ることは滅多にありませんので、基本的にすべて英語での仕事となります。スキーの指導から質問などの対応までずっと英語です。

ただし、出身国によっては英語が苦手な方や発音が聞き取りにくい方がいる場合もあります。
私の発音は俗に言う日本人英語で、発音として良いとは言えませんが、聞き取ってくれる方と伝わりにくい方と差が大きく出ました。

勤務体制

フルタイム:週5日勤務で休みは基本的に固定
パートタイム:週1~3日勤務。休みは基本的に固定だが繁忙期には最高週6日勤務になる場合がある

その他には週末や繁忙期のみに働くタイプもあります。

私はパートタイムで週3日働いていて、シーズンで繁忙期の3週間だけ6日勤務になりました。

スノーボードインストラクター

スノーボードインストラクターの仕事もあるが、スキーより需要が少ないため長年働いている人が優先され、高い資格を所持していたり、コネがないと働くことは難しいでしょう。

私の友達にスノーボードをメインでやっていて、インストラクター資格を持っている人がいましたが、仕事の需要が低いためスキーの資格を取り、スキーのインストラクターとして働いている方もいました。

スキー場で働く特典

インストラクター以外でも、スキー場内のレストランやリフトマンなどのスキー場関係の場所で働くと様々な特典があります。

スキー場関係で14日以上働くとシーズンパスが無料。実際に購入すると十数万しますのでとても助かります。

スキー場内のレストランが半額。働いている職種や勤務日数によって仕事中のみの場合と、仕事中以外も半額になる場合があります。

スキー場関係の店で売られているものが一部を除き25%OFF。ものによってはもっと割引がされる場合もあります。

スキー、スノーボードの初級レッスンが無料で受けられる。

早朝のトレーニングに参加すると、早朝チケットを買っている方の次に山に上がれるので、朝一のパウダーを滑ることができる。

上記以外にも様々な特典があるので、とてもメリットが大きい仕事といえるでしょう。

まとめ

実際には資格を取ったり、お客様の状況によって仕事の増減があったり、滑りたい日に仕事があるため滑れないなどといった状況もあります。

しかし、スキーインストラクターになると特典も多く、とても良い経験になるのでやる価値はある仕事だと思います

興味がある方は挑戦してみてください。

【関連記事】

カナダへワーキングホリデーでの渡航を考えている方へ、オススメの都市の1つがウィスラーです。 ウィスラーはバンクーバーから北へ車で2時間...

関連記事

【カナダワーホリ】日本から持って行ってよかった持ち物リスト【女子必見】

カナダワーホリを始めるのにおすすめの時期は?実際の経験をもとにご紹介

【カナダワーホリ】現地クレジットカードを作る方法(ワーホリでも作れました)

【カナダワーホリ】スタバでの仕事・働くためのアドバイスや面接・日本との違いをご紹...

【カナダワーホリ】マッサージの仕事ってどんな感じ?実際に働いていた私が教えます!

ウィスラーのカウントダウン・クリスマス・ハロウィンイベントを紹介