当記事では以下の2点について解説しています。
- ワーホリに行くのにどれぐらいの英語力が必要なのか
- ワーホリ中に英語を身につけるための方法
オーストラリアでワーキングホリデーをしている人にたくさん会ってきましたが、英語が不自由なく使いこなせているのは、ワーホリさんの中ではほんの一握り。
「ワーホリ行ってたから英語ペラペラでしょ?」と聞かれると返答に困る方も少なくありません。
一体なぜでしょうか?『どうすればワーホリ期間中に英語力を伸ばすことができる』のでしょうか。
この記事では、『ワーホリ中にできる限り英語力を上達させる6 つの方法』を、ワーホリ中に英語力を身につけた方々からの意見をもとに解説していきます!
目次
ワーホリに行くのに英語力は必要?
「英語はできないけど現地に行ったらなんとかなる。」と言う人を時々見かけます。結論からいうと、確かになんとかなります。生きてはいけます。
ワーキングホリデービザを取るのに英語の試験はありませんし、エージェントを通せば全ての手続きを行ってくれます。
そしてオーストラリアやカナダの主要都市、語学学校には日本人はたくさんいます。
海外で日本人と会うととても身近に感じ日本人の友達は簡単にでき、困った時に日本語で助けてくれるでしょう。
仕事も日本食レストランのキッチンで働けば英語は使わなくて済みます。
でも、それでは日本にいる時にと何も変わりません。
ジャパレスで働いて、日本人や日本語が堪能な友達とつるんでばかりでワーホリが終わってしまったという方も少なくありません。
1年後日本に帰ってきた時、「ワーホリで海外にいたのに英語が全然できない自分」に後悔はないと思いますか?
現地に行ってから英語を覚える事も勿論可能ですが、ワーキングホリデーの期間はたった1年。
英語が身についてきて誰とでもコミュニケーションが取れ、ようやくこれからどんどん楽しくなるという時になって帰国。時間が勿体無いですよね。
そのため、充実したワーキングホリデー生活を送りたければ英語力は必須です。
日本にいるうちにできるだけ英語を身につけておきましょう。
ワーホリにはどの程度の英語力が必要?
まず、英語が全くできない人は中学レベルの英文法・英単語を覚えましょう。
高校入試問題でほぼ満点が取れるレベルです。
中学レベルがしっかり身についていて発話できれば生活にはほぼ困りません。
その他にも生きて行く上で大事な、買い物で使う表現、住むところや仕事を探す際に使う英単語や表現は、悩まずすらすらっと口から出てくるようにしておきましょう。
カフェやレストランなど接客の分野で働きたい人は、お客さんや同僚とコミュニケーションが取れるレベルの英語、特に会話力が必須なので、接客英語を覚えていくと良いでしょう。
TOEIC730以上の英語力+職歴(アルバイト可)があれば仕事が見つかるまでのハードルがグッと下がります。
ワーホリに必要な英語力は、自分がワーホリで『どのような生活をしたいのか』『どのような仕事をしたいのか』によって異なってきます。
まずは、自分がどのように過ごしたいのかを考えましょう。もちろん、英語力は高いに越したことはありません。
高ければ高いほど充実させることができます。
ワーホリ中に英語力を上達させる6つの秘訣
ワーホリ中に英語力を上達させる秘訣は以下のとおりです。
- ワーホリにくる前に英語を勉強する
- とにかく英語にどっぷり浸かる
- 独り言を英語で言う
- 語学学校に通う
- 日本人以外のワーホリ生や留学生と仲良くなってたくさん話す
- ローカルの人と友達になる
それぞれ解説していきますね!
【ワーホリ英語上達①】ワーホリに来る前に英語を勉強する
「現地に行けば自然としゃべれるようになる」と思っている人も多いですが、それは小さなお子さんか、もしくは数十年など長期間住んだ場合です。
1~2年後ワーホリから帰った時に「英語ペラペラ」というレベルまで英語力を伸ばしたいならまず渡豪する前に基礎を身につけてきてください。
手軽で料金も安いオンライン英会話などがおすすめです。
オーストラリアでの生活は英語の実践練習の場と考えましょう。
【ワーホリ英語上達②】とにかく英語にどっぷり浸かる
せっかく英語圏に住んでいるのに、気がついたら触れる情報は全部日本語…ってことないですか?
ネットのニュース、SNS、動画サイト、映画、音楽、雑誌、本…それらを全て英語にしてしまいましょう。
スマホの言語設定も英語にします。自分の脳を英語モードにし、英語で「話す」だけでなく、英語で「考える」ようにしましょう。
【ワーホリ英語上達③】独り言を英語で言う
英語にどっぷり浸かるといっても、日本人の友人と会ったり日本の家族や友達と電話することもありますよね。
脳がすっかり日本語モードになってしまったら、英語で独り言を言い続けてみましょう。
独り言に抵抗がある人は、スマホを耳にあてたまま誰かと電話しているかのように独り言を言います。例えばこんなかんじです。
“Hey, how are you doing?…Good good, did you go to Jimmy’s birthday party last night?… Are you serious? I should’ve come with you!…Yeah, but I really had to study for my final exam…It was today…I think I did it Ok…Actually, I’m looking for a new job in city because I am moving to the city with my boyfriend and then it’s going to be too far from the cafe where I’m working now. How about you? Are you enjoying your new job?…”
「もしもし、元気?…元気元気。昨夜のジミーのバースデーパーティー行った?…ほんとに?私もあなたと行けばよかった!…うん、でも期末試験のために勉強しなきゃいけなくてさ。…今日だったのよ。…まぁまぁだったと思うわ。…実はいま、シティで新しい仕事探してるの。彼氏とシティに引っ越すんだけど、そうするといま働いてるカフェは遠すぎるから。あなたはどう?新しい仕事楽しんでる?…」
“…”の部分では電話の話し相手が喋っているという設定です。
このように、頭に思い浮かんだことをとにかく英語で口に出してみるのです。
3分も続ければ脳が英語モードに切り替わります。
もし会話的な事が言えない場合は、今日自分がしたことや、いま目の前に見えているもの、聞こえるもの、感じることを声に出して言ってみます。
例)
「朝食にマフィン食べたけど本当はベーグルが食べたかったんだ。」
「今日バイトの先輩機嫌悪かったな。」
「私のベッドルームの壁の色、すごく気に入ってる。」
「駅に行く途中にあるこの木はなんていう名前なんだろう?」
「昨日からお尻がかゆい。」
また、友人に会う前などは、話す予定のこと(最近の出来事など)を英語で言ってみたり(実際に声に出してください。)相手に聞きたいことを考えて声に出してみます。
例)
「久しぶり!元気だった?新しい学校はどう?」
「最近、日本にいる兄が婚約したの。来年私が帰国したら結婚式するって。」
「前回行ったタイ料理レストランおいしかったよね。また行こうよ。」
「この前あなた、彼氏と別れるって言ってたよね。まだ別れてなかったの?!」
くだらない内容でもいいんです。独り言なので誰もあなたをジャッジしません。
文法が間違っててもいいんです。独り言なので何回でも言い直せます。
知らない単語があってもいいんです。別の知ってる単語で言い直す練習になりますし、気になる単語を調べてから発話してもいいんです。
独り言なので会話の流れを機にする必要もありません。
【ワーホリ英語上達④】語学学校に通う
私自身、5ヶ月間語学学校に通うことで「全然喋れない状態」から「生活に問題ないレベル」そして「大学に入学できるレベル」に上達することができました(アメリカでですが)。
語学学校の先生たちはプロですし私たちの英語力をアップさせようと様々な工夫をしてくれます。質問すれば分かりやすく説明してくれます。
授業の他にアクティビティなども豊富なので、他の国から来た人達ともすんなり仲良くなり、英語でコミュニケーションを取る楽しさを感じることができます。
ただし、語学学校には英語が苦手な日本人もたくさんいることが多いので、気がついたら日本人とばかりつるんで日本語ばかり話していた、という状況に陥らないようにしてください。
勿論日本人の友達も大切な友達ですが、学校にいる間、まして授業中は日本語禁止です。日本語を話すのは語学学校の外のみと決めましょう。
【ワーホリ英語上達⑤】日本人以外の留学生・ワーホリメイカーと仲良くなってたくさん話す
日本人は発音や文法の間違いを恐れるあまり、消極的になったりうまく話せなくなることも多いですよね。
それに比べ日本以外の国出身の方々は、英語がそこまで上手でなくても自分の意見などガンガン話してきます。
そのような留学生・ワーホリメイカー達とつるむと、自分が不完全な英語を話すことにためらいがなくなります。
間違うことが怖くなくなるだけで、大きなレベルアップです。喉につまっていたものが取れたかのように、言葉がぽろぽろ口から出てくるようになりますよ。
そこから上達がスピードアップします。
【ワーホリ英語上達⑥】ローカルの友達を作る
ローカルの友達は強いです。彼らと日常的に話しているとオーストラリアのイントネーションや発音に慣れてきます。
本当に仲が良くなると、自分の英語の表現で間違っているところは指摘して教えてくれるかもしれません。
といっても、「英語教えて欲しいから友達になってください。」と不躾に言うのは失礼。その点言語交換(Language Exchange)というグループ、プログラムなら、日本語を勉強したがっているオーストラリア人と会えるので、お互いに学習中の言語をサポートし合うことができます。
他にも、シェアハウスのオーナーや学校の先生やスタッフ、仕事先の仲間など、身近なローカルさんにたくさん話しかけて、仲良くなっていきましょう。
誕生日パーティーなどイベントに誘われたらためらいなく参加して、その場で更に仲間の輪を広げていってください。
【関連記事】
経験者に聞いた、ワーホリ・留学でローカルの友達を作るコツと心構え
まとめ
ワーホリ中に英語力を上達させる秘訣を6つ紹介いたしました。
- ワーホリにくる前に英語を勉強する
- とにかく英語にどっぷり浸かる
- 独り言を英語で言う
- 語学学校に通う
- 日本人以外のワーホリ生や留学生と仲良くなってたくさん話す
- ローカルの人と友達になる
ワーホリに行く目的は人それぞれだと思います。
もし英語習得を目的にしているのなら、帰国後に後悔しないように、現地の英語にどっぷり浸ってくださいね。
また、そのためにはワーホリに行く前から、英語の勉強を始めておくことが大切です。いまはオンライン英会話で手軽にしかも安く英語を勉強できます。
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