学生でも気軽に行けるため人気の海外旅行先『マレーシア』。
旅行の際に『日本と同じようにクレジットカードを利用することはできる?』
と疑問に思っている方もいらっしゃるかと思います。もちろん、マレーシアでも日本と同じようにクレジットカードが使えます。
また、クレジットカードはトラブルが起こった時の保険としても、持っていくことをおすすめします。
ただし、マレーシアではスキミング被害の問題もあるため、利用する際には十分注意する必要があります。
この記事で、マレーシアのクレジットカード事情や、スキミング対策、おすすめのクレジットカードなどを解説していきますので、渡航前にチェックしておきましょう。
目次
マレーシアのスキミング事情
マレーシアでは、スキミング犯罪が多い国として注意喚起がなされています。
スキミングを含むクレジットカード・カード偽造犯罪とは、クレジットカード利用の際に、読み取り端末に仕掛けられたシステムにより、クレジットカード情報が抜き取られることで、他人が不正利用をする犯罪です。
不正利用をされた場合、すぐに気がつくことが困難です。ほとんどの場合がクレジットカードの請求書を見て気がつきます。もし、明らかに不審な利用が疑われる場合は、クレジットカード会社が気が付いて、連絡をしてくれる場合もあります。
そのため、マレーシアではできるだけスキミングされないように対策をしておく必要があります。
スキミング対策の方法
スキミング対策の方法は、以下のとおりです。
- ICカード搭載のクレジットカードを利用する
- スキミング防止シートを使う
- テーブル会計でもクレジットカードは店員に渡さない
- できるだけ現金を使う
- クレジットカードは2枚以上持っていく
それぞれ解説していきます。
ICチップ搭載のクレジットカードを利用する
最近のクレジットカードは基本的にICチップ搭載クレジットカードです。
ICチップ搭載のクレジットカードは、搭載されていないものに比べて安全性が非常に高くなります。
ただし、ICチップ搭載だからといって、スキミングができないというわけではないので、注意が必要です。
スキミング防止シートを使う
実は、カードを使用しなくてもスキミングされることがあります。これを非接触スキミングと呼びます。イメージとしては日本のSuicaなどの交通系カードのように、近づけるだけでスキミングができてしまう技術です。
基本的にはこの方法でクレジットカードがスキミングされることはほとんどないといわれていますのが、万全の策を取りたいという人は、スキミング防止シートや、スキミング防止機能のついたカード入れを使用すると良いでしょう。
テーブル会計でもクレジットカードは店員に渡さない
レストランなどで、カード支払いの際、店員さんに預けないようにしましょう。
カードを使う場合は、必ず目の前でカード処理をしてもらうことが重要。テーブル会計で、カード端末が離れた所にある場合は、端末のある所まで一緒についていくようにしてください。
できるだけ現金を使う
マレーシアでは、基本的に現金払いで良いでしょう。
物価も安いため、そこまで多額の現金を持ち歩く必要もありません。
ただし、それなりのレストランやホテルのデポジットなどではクレジットカードが必要な場合もあるため、クレジットカードは持っていきましょう。
クレジットカードは2枚以上持っていく
もしスキミングがあり、カード会社がクレジットカードを利用できないようにしてくれた、あるいは自分からクレジットカードを止めた場合、そのクレジットカードは使えなくなります。
そのため、予備としてもう1枚クレジットカードを用意しておく必要があります。
マレーシアでおすすめのクレジットカード
マレーシアに持っていくおすすめのクレジットカードブランドは、VISAかMASTERで、VISAは必ず1枚は持つようにしましょう。
『三井住友VISAカード』や『
また、マレーシアではJCBの優待特典が受けられる場所もあるため、JCBがあるとお得になる場合があります。
以下の記事では、海外旅行におすすめのクレジットカードをご紹介しています。
https://workingholidaygo.com/column/creditcard-student
マレーシアではどんな時にクレジットカードを使う?
マレーシアでは、以下のようなさまざまな場所でクレジットカードが利用できます。
- レストラン
- ホテルの支払いやデポジット
- レンタカー
- ショッピングモール
- スーパーマーケット
ただし、小さなお店や露店などではクレジットカードが利用できない場合もあるため、現金を用意しておく必要があります。
マレーシアの通貨は『リンギット』といい、1リンギット=約27.04円(2019.3月23日現在)です。
マレーシアはチップの義務はないがサービスがよければ渡そう
マレーシアではチップの義務はありませんが、良いサービスを受けた時はチップを渡しましょう。
チップは基本的に現金なので、少額の現金を用意しておきましょう。
現金のチップが必要な場所
- ホテル
- マッサージ
ホテルでチップを支払う場合は、荷物を運んでくれたり、ベッドメイクをしてくれるなど、サービスを受けた時にチップを渡しましょう。チップは、荷物1つにつき1〜5リンギットを部屋に到着した時に渡しましょう。また、ベッドメイクの場合は、自分が部屋を出る時に枕元に1リンギットを置いておきましょう。
クレジットカードでチップが支払える場所
- レストラン
レストランでは、クレジットカードでチップを支払うこともできます。お会計の伝票にチップを記入する欄があるので、食事代の10〜15%をチップ欄に記入しましょう。すでにお会計にサービス料金が含まれている場合もあります。その時はさらにチップを支払う必要はないため、しっかりと伝票をチェックするようにしましょう。
両替よりもクレジットカードのキャッシングがお得
海外キャシングは、空港や現地の両替所で【日本円→現地通貨】に両替するよりも手数料が安いためお得です。
現地のATMでキャッシングができますが、スキミング防止のために銀行内のATMを使うようにしましょう。
マレーシアと日本のクレジットカード事情の違い
では、以下からは、マレーシアと日本のクレジットカード事情の違いを解説していきます。
マレーシアと日本のクレジットカード事情の違いは以下のとおりです。
- クレジットカードの裏面の署名(サイン)をチェック
- マレーシアはクレジットカード利用時にパスポート提示が必要な場合も
- 日本と違い手数料は消費者負担
それぞれ解説していきます!
【マレーシアと日本のクレジットカード事情の違い①】クレジットカードの裏面の署名(サイン)をチェック
マレーシアではクレジットカードの裏面に本人の署名(サイン)がないと利用できないことがあります。
日本では署名がなくても利用できることがほとんどですが、マレーシアでは署名が必要ですので、マレーシアに行く前にきちんと署名しているか確認しておきましょう。
【マレーシアと日本のクレジットカード事情の違い②】マレーシアはクレジットカード利用時にパスポート提示が必要な場合も
マレーシアで日本人がクレジットカード払いをする際に、本人確認のためにパスポートの提示を求められる場合があります。
そのため、外出する際にはパスポートを持ち歩くことをおすすめします。
【マレーシアと日本のクレジットカード事情の違い③】日本と違い手数料は消費者負担
日本とマレーシアのクレジットカード事情の大きな違いが手数料負担です。
日本の場合は、クレジットカードによる支払いで発生する手数料は、基本的にお店側が負担します。
しかし、マレーシアの場合、クレジットカードによる支払いで発生する手数料は、基本的に消費者側が負担することになります。
ですので、お会計の際に支払い金額が少し多いと感じた場合は、クレジットカードの手数料が含まれている可能性があります。
ただし、全ての支払いに手数料がかかる訳ではありません。
基本的な手数料を請求されるお店やサービスは、以下を参考にしてください。
クレジットカードブランドで手数料が変わる
クレジットカードにはVISAやMASTER、AMEXなどのブランドがありますが、利用手数料はブランドによって変わってきます。
手数料の違いは以下のとおりです。
- VISA・・・1.63%
- MASTER・・・1.63%
- AMEX・・・2.0%
- Diners Club・・・1.3%
- JCB・・・1.6%
マレーシアでのクレジットカードの使い方
以下で紹介していきます。
決済の仕方
マレーシアのスーパーやファストフード店でクレジットカード決済をする場合、
- 「Debit(デビット)」
- 「Credit Card(クレジットカード)」
どちらの支払い方法かを伝えましょう。
店員さんが端末を用意してくれます。
また、レストランやバーなどでも同じです。
「Can I check the bill?」
と伝え、その後支払い方法を伝えると良いでしょう。
マレーシアでは暗証番号が必要
マレーシアでは、クレジットカード払いの際に、暗証番号の入力を求められることがほとんどです。
ですので、自分が持っているクレジットカードの暗証番号をしっかり確認しておきましょう。
【まとめ】マレーシアのクレジットカード事情
マレーシアでは基本的に現金を使いながら、ホテルのデポジットやレストランではクレジットカードが必要です。
また、クレジットカードを利用する際は、スキミングに十分気をつけるようにしてください。
[…] […]
[…] マレーシアのクレジットカード事情 […]