海外にワーキングホリデーで渡航する際に、一番気になるポイントは、渡航や現地での生活に必要な費用ではないでしょうか?
ワーホリに必要な費用は、時期や期間・目的などによって異なります。予算によって現地での行動の幅が変わってきますので、必要な費用の目安を知っておくことはとても重要になります。
私は2016年7月から1年間、ワーキングホリデーでカナダのウィスラーに行っていました。ウィスラーはバンクーバーから北に200kmほどの町で、夏はマウンテンバイク、冬はスキー・スノーボードといったスポーツができることで有名な自然豊かな町です。
カナダのワーキングホリデーで渡航する際に必要な費用は主に、ビザ申請料金・航空券代・海外旅行保険料・学費・現地での生活費の5つです。
ここでは、カナダワーホリで必要な費用に関して一般的に必要とされている費用と、実際に私が使った費用を比較してご紹介します。
ビザ申請料金
ビザ申請料金は、カナダのワーホリで絶対に必要な費用です。必要な費用は226CAD(カナダドル)となっており、日本円で約2万円です。支払いはクレジットカードのみの対応となっています。
2016年よりカナダワーホリの参加資格取得は抽選方式になっています。カナダワーホリの応募可能年齢は18歳から30歳となっており、その他にも幾つか条件があります。
ワーホリの許可通知書取得までには一般的には4~8週間と言われています。私の場合はビザ申請から全行程を含め約6週間で取得しました。
為替
カナダドルは2017年10月現在で約90円となっています。私が渡航した2016年7月頃は約79円でした。ここ数年では77円~100円までの為替の変化が見られます。
国内や空港でも両替でその日によってレートは変わってはきますが、日本・カナダの銀行間での送金や現地での両替の方がお得になることが多いでしょう。
航空券代金
航空券代金は行く時期や航空会社によって異なります。カナダに直行便で行く場合にはAIRCANADA、JAL、ANAのいずれかになります。
時間はかかりますが中国経由やアメリカ経由など、その他の国を経由する方が安くなることが多いです。
私がカナダへ行く際に利用したのはJALです。片道券で大阪~成田~バンクーバーで約10万円でした。往復券の相場は10~15万円ほどですので、帰国日と帰りのルートが決まっている方は往復券を購入した方が安くなります。
帰国の際は、AIRCANADAを利用してバンクーバー~大阪で8万円ほどでした。
私が帰国する際には、片道券より往復券の方が安く販売されていて驚きました。
航空券は時期によっても値段が変動し航空会社での値段の優劣も渡航時期によって異なります。
海外旅行保険料
海外旅行保険料の相場は年間で10~20万円ほどです。
私が利用したのは、AIUのワーキングホリデー保険で年間22,3万円でした。
海外旅行保険は色々な会社が販売していますので、ご自身の目的を元に内容や金額を確認し選びましょう。
費用を抑えたい方は、クレジットカードの自動付帯や利用付帯の海外旅行保険を使用するといいでしょう。
通常の販売保険と違い無料の場合がほとんどで、補償金額は少なく保険期間は通常90日ですがクレジットカードを複数持ち、利用付帯等と組み合わせれば180日間は使用することができます。
その他にも、カナダ国内での保険会社を利用する方法もあり、月々5千円~1万円程度で保険を利用できます。
私自身もAIUで海外旅行保険を利用しましたが、トラブルや病院の利用もなく保険を使用することはありませんでした。
日本で販売されている海外旅行保険の利用が一番簡単で安心かもしれませんが、費用を安く抑えたい方はクレジットカードやその他のサイトを利用することをお勧めします。
学費
カナダのワーキングホリデー(就労ビザ)では最大半年間学校に通うことができます。私は学校に通っていませんが、一般的なカナダの語学学校の費用は月々10~15万円(学費のみ)となっています。
生活費
海外の生活で一番大切なのは住む場所です。シェアハウスが一般的で、語学学校に通っていればホームステイなどもあり、職場が決まっている際にはそこが寮を持っている場合もあります。
家賃の相場としては、カナダ国内で住む地域や立地によっても異なりますが相場は月3万~10万ぐらいです。一人部屋、光熱費の有無、ランドリー費用の有無など様々ですので、しっかりと事前確認が必要です。
私はウィスラーの中心部からバスで10分程の場所のシェアハウスで、一人部屋・光熱費込・ランドリー無料・キッチン共同・シャワートイレ共同で月約6万円でした。カナダ人のオーナー夫妻と私を含め日本人が3人住んでいました。
食費
カナダは日本より物価が高いので食費の相場は2~4万円ぐらいではないでしょうか。もちろん食べる量や外食の回数などによっても変わってきます。
私は飲食店で週5日働いていて、まかないが貰えて外食も比較的少なかったので食費は月1,2万程度でした。
アルバイト
ワーキングホリデービザの一番の特徴とも言えるカナダで働ける権利です。もちろんお金に余裕があれば働く必要はありませんが、生活費を稼いだり海外での就労体験のためにアルバイトをする方は多いと思います。
カナダでのアルバイトの時給は10~20ドルで、給料の他にチップが支給されます。
学校に通っていて、1日4、5時間を週3、4でしたら、月々約10万円ほどでしょう。
学校に通っていなければ、勤務時間や日数にもよりますが、月10~20万円の収入になるでしょう。もちろんカナダでの税金は引かれます。
私はジャパレスではなく、カナダのレストランで週5日(1日あたり6~9時間勤務)働いて月20万円ほど、12月中旬~4月中旬の冬場はそれに加えスキーのインストラクターとしても月に10~15日ほど勤務し7~12万円ほど稼いでいました。
まとめ: カナダワーホリの費用の目安は
カナダでのワーホリ費用の目安は下記の通りとなっています。
カナダワーホリ費用の目安 | 相場 | 私の使用した費用 |
ビザ申請料 | 2万円 | 2万円 |
航空券代(往復) | 10~15万円 | 18万円 |
学費(三ヶ月) | 30~45万円 | 0 |
生活費(月額) | 10万円 | 8万円 |
アルバイト収入(月額) | 10~20万円 | 20~32万円 |
カナダのワーキングホリデーで必要な初期費用の目安としては、現地で仕事をすることを前提に最低50万程でしょう。
100万円以上あれば余裕を持って、観光や旅行に行くこともできるでしょう。
私の場合は仕事をたくさんしてお金を貯めて、スキーやマウンテンバイクといったスポーツを楽しむために4、50万円ほど使いました。
仕事量が多かったために、結果的には貯金をして帰国することができました。
みなさんのカナダワーホリの目的やプランに沿って、必要な費用の目安を参考に楽しく充実したワーホリ生活を送りましょう。
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